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イギリスGP決勝の残り3周、2位を走行していたキミ・ライコネンの左フロントタイヤは、何の前触れもなく表面のゴムが剥がれるトラブルに見舞われた。ピットストップを余儀なくされたライコネンは、メルセデスのバルテリ・ボッタスに2位の座を明け渡して3位でフィニッシュした。
ライコネンがタイヤトラブルによりピットインした直後、セバスチャン・ベッテルの左フロントもパンク。フェラーリは原因不明のタイヤトラブルによって、2台ともがゴール直前に悪夢に襲われた。幸いにも、両者のトラブルは大事には至らず、ライコネンが失った順位が1つだけで済んだのは不幸中の幸いと言える。
ピレリによれば、ベッテルのパンクの原因はスローパンクチャーだとされるが、ライコネンのタイヤについては未だ調査中と発表されている。
ライコネン:イギリスGP決勝を終えて
キミ・ライコネン決勝: 3位, 予選: 2位
最後の数周まではそんなに悪いレースじゃなかったんだけど、なんの前触れもなく突然左フロントタイヤがトラブってしまったんだ。タイヤの空気は残ってたけどゴムが剥がれ落ちてしまってね。もしこの問題が起きなければ2位は確実だったからガッカリだよ。僕らは良い結果に値するはずだからね。
(今週末のように)車に変更を加えてフィーリングが改善した実感がある時は、自信をもってプッシュできるものなんだ。この先のレースでもそうである事を願うよ。今日はライバルに対して少しスピードが足らなかったけど、出来ることはやったつもりだよ。シルバーストンのようなサーキットでメルセデスを捕らえるためには、まだやらなきゃならない事があるのは間違いないね。ここは僕らが得意とするサーキットじゃないし。でも、次のハンガリーのサーキットは僕ら向きだと思うよ。
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