僚友オコンのためにF1イギリス予選で自らを犠牲にしたと明かすガスリー、起死回生の「波乱満載のレース」を期待

最下位に終わった予選を経てインタビューに応じるピエール・ガスリー(アルピーヌ)、2024年7月6日F1イギリスGPcopyright FORMULA 1

7月6日のF1イギリスGP公式予選を20番手最下位で終えたピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、チームメイトのエステバン・オコンを蹴落とすリスクを避けるために自身を犠牲にしたと説明した。

ガスリーは今週末、5基目のパワーユニットを開封したため、グリッド降格ペナルティによる最後尾スタートが決まっていた。オコンがQ1ノックアウト圏内を彷徨っていたため、アルピーヌはガスリーをピットインさせ、そのままガレージに留まらせた。

クルマを降りたガスリーは「インターミディエイトで1周だけ走ることにしたんだ。それで予選は終わってしまった」と予選を振り返った。

「チームとしての優先事項はもう1台のクルマをQ2に進めることだったから、僕が彼をノックアウトしてしまう可能性があるなら、予選から手を引くことになってたんだ」

「結局、路面が改善していく最中にそうすることになった。残り3ラップのところでピットインの指示があって、それで終わりだった」

「だから、あまり楽しいセッションじゃなかったけど、予選結果が何であれ明日は最後尾からスタートすることが決まっていたしね」

「明日のレースがエキサイティングなものになって、前進できることを願うよ」

また、シルバーストンで降格ペナルティを消化することを決めた理由については「どこかでペナルティを受けなきゃならない状況だったし、シーズンの後半にはアップグレードが控えているから、今のうちに消化しておいた方がいいんだ」と説明した。

「決して良い気分じゃないけど、レース中にバトルがあると思えば結構、楽しみだし、変わりやすいコンディションになって波乱満載のレースになるといいね」

「週末の初めのコンディションが酷くトリッキーだったことを思えば、これ以上悪いってことはないだろうし、力強いレースをしてトップ10に近づければなって思ってる」


2024年F1イギリスGP予選ではジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得。2番手にルイス・ハミルトンが続いたことでメルセデスが最前列を独占する結果となった。

決勝レースは日本時間7月7日(日)23時にフォーメーションラップが開始され、1周5891mのシルバーストン・サーキットを52周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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