フェルスタッペン、グロージャンと罵り合う一幕も RB16の改善に手応え「開発の方向性も満足できる」

F1イギリスGPのフリー走行に向けて準備を進めるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンcopyright Red Bull Content Pool

アタックラップを妨害されたとして、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは午後のFP2でロマン・グロージャン(ハース)と激しく罵り合い、かなりヒートアップしていたが、今回持ち込まれたアップグレードによって空力面に課題を抱えるRB16のフィーリングが若干改善されたとのことで、手応えを得た様子を見せている。

FP2での予選シミュレーションの際、連続する超高速コーナー、マゴッツとベケッツに差し掛かった際、レーシングライン上にグロージャンがいたために、フェルスタッペンはスロットルを戻す事を強いられ、タイムを記録する事ができずに14番手に終わった。

Pos Driver Team Time Gap Laps
1 ランス・ストロール レーシングポイント 1:27.274 29
2 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:27.364 +0.090 13
14 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:28.390 +1.116 23

ブレーキングを余儀なくされたフェルスタッペンは怒りを爆発させ、グロージャンのマシンに横付けして身振り手振りで激しく抗議した。一方のグロージャンは避けたつもりでいたため、自身のレースエンジニアに対して皮肉を込めて「もちろん、わざとやったんだよ。なんて幼稚な奴なんだ」と言い放った。

一悶着があったにも関わらず、1回目のフリー走行でトップタイムを記録したフェルスタッペンは1日を振り返り、ポジティブな言葉を口にした。

https://twitter.com/F1/status/1289238643656273931

RB16は改善、フィーリングが良くなった

マックス・フェルスタッペンFP2: 14位, FP1: 1位

ファスト・ラップの際に他のマシン(ロマン・グロージャン)にブロックされ、その後すぐにレースランに取り掛かったため、FP2ではボード上で適切なタイムを残せなかったけど、今日はまだ金曜日だから大した事はないし、僕らにとって悪い日じゃなかったと思う。

チームは開発を続けており、今回新しいパーツを持ち込んだ。少し改善した様に思うし、開発の方向性も満足できるものだと感じた。もちろん、まだ改善できる事はあるけどね。

まだ金曜日だからライバルチームが何をしていたのかは分からないけど、僕らは手を抜かずに作業に取り組み続けるつもりだし、今日は全体的にクルマの感触が良くなっていたように思う。ロングランもかなり良い感じだったしね。

問題は週末の残りの天気がどうなるかだけど、それは誰にも分からないさ! 全体的には良い一日だったと思うけど、明日がどういう風に展開するか様子を見てみないとね。


初日をトップで締め括ったのはランス・ストロール(レーシングポイント)。2番手アレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)を100分の9秒差で退けた。3番手には0.157秒遅れでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続く結果となった。

F1イギリス・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月1日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。

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