フェルスタッペン、”今季最悪の金曜日”も「挽回のチャンスは大いにある」F1イギリスGP《初日》
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F1第10戦イギリスGP初日プラクティスを終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは「今季最悪の金曜日だった」としながらも、ライバルとのギャップは「かなり小さい」として、予選と決勝に向けて挽回のチャンスは大いにあるとの考えを示した。
前戦オーストリアに続く2連勝の期待かかるフェルスタッペンは、午前のFP1で3番手タイムと上々の滑り出しを決めるも、午後のFP2では7番手へと後退。両セッションともにチームメイトのピエール・ガスリーに遅れを取り、FP2ではマクラーレンのランド・ノリスにすら先行を許した。
メルセデスとのギャップはコンマ5秒。フェラーリとのタイム差はコンマ3秒。土曜の午後に開催される予選までに何処まで改善できるかに注目が集まる。
挽回のチャンスは大いにある
マックス・フェルスタッペンFP2: 7位, FP1: 3位
あまり良い一日じゃなかった。両セッションともに最適なマシンバランスを見いだせなかった。風のせいでかなり横滑りが多かったし、リア側のグリップ不足に苦戦していたから、明日に向けて改善しなきゃならない仕事が少し残っている。もしかすると、今季最悪の金曜日だったかもしれないね。
完璧なフィーリングは得られてないけど、それほど離されているわけじゃないし、タイム的にもかなり接近してるから、気持ちとしては前向きだ。新しく再舗装された路面はグリップ力が高くて、ドライバーとしては嬉しい限りさ。でも何箇所かはかなりバンピーで、特にターン6とターン9の進入部分が酷いね。
ここは横方向への負荷が高いコーナーがあるから、タイヤ的には決して楽じゃない。皆が明日と決勝でどんな戦略を取るのか楽しみだよ。フェラーリとメルセデスに対しては僅差だから、まだまだ期待できるし、チャンスはかなり大きいと思う。
初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス。2番手には100分の7秒差でルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが1-2体制を築いた。3番手はスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールという結果となった。
2019年F1イギリスグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月13日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。