ホンダF1、4戦連続ポールに向け最前列を確保「あらゆる状況を想定してスプリント予選に挑む」と田辺TD

マクラーレンMCL35Mの後方を走るレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2021年7月16日F1イギリスGPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

史上初となるスプリント予選レースのグリッドを競うF1第10戦イギリスGPの初日予選を終えて、ホンダエンジン勢はレッドブルのマックス・フェルスタッペンが0.075秒という紙一重の差でルイス・ハミルトン(メルセデス)に最速の座を許したものの、4戦連続ポールポジションのに向けてフロントロー2番手を獲得した。

直前に行われたFP1で後続に大差を付けてトップタイムを記録したフェルスタッペンは、Q1でも2番手に大差をつけタイムシートのトップに立ち、唯一、1回のアタックでQ2進出を決めてみせたが、最後は一歩及ばなかった。

走行を重ねるごとに路面状況が改善していく中、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は最後のアタックでトラフィックに阻まれ、0.026秒差でランス・ストロール(アストンマーチン)にノックアウトされ16番手と、3戦ぶりのQ1敗退を喫した。

シルバーストンでのAT02はソフトタイヤでの競争力に欠き、ピエール・ガスリーをもってしてもQ3進出はならず12番手に終わり、6戦ぶりのQ2ノックアウトという結果となった。

もう一台のレッドブル・ホンダRB16Bを駆るセルジオ・ペレスは予選に向けてのセットアップ変更が功を奏し、最終アタックで4番手タイムを刻んだものの、ターン15のトラックリミット違反でタイム抹消となり、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.016秒差で4番手を許す5番手でセッションを終えた。

順位 ドライバー Q1 Q2 Q3
2 マックス・フェルスタッペン 1:26.751 1:26.315 1:26.209
5 セルジオ・ペレス 1:27.121 1:27.073 1:26.844
12 ピエール・ガスリー 1:27.600 1:27.273
16 角田裕毅 1:28.043

なお通常の予選とは異なり、今回の予選順にグリッドにつく土曜のスプリント予選レースは全車がスタートタイヤを自由に選択できるルールで、17周に渡る短距離レースで決勝のポールポジションを争う。また上位3名には3-2-1のチャンピオンシップポイントも与えられる。

1日を振り返ったホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、3回のプラクティスを使ってグリッド争いに向けた準備を進める事ができる通常の週末とは異なり調整の時間が非常に限られていた事に「難しさ」を感じたとした上で、未知のスプリント予選に向けては、あらゆる状況に対処できるよう万全の準備を期したいと誓った。

あらゆる状況を想定してスプリント予選に挑む

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今年のイギリスGPは通常とは異なる形式で行われており、初日には土曜のスプリント予選のスタートポジションを決める予選セッションが行われました。

レッドブル・ホンダはフェルスタッペン選手がトップに僅差の2番手でフロントローとなり、チームメートのペレス選手が5番手のポジションを確保しました。

一方でスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの方はガスリー選手が12番手、角田選手が16番手と、2台共にこれまでの週末と比較するとかなり苦しい予選になりました。

今日のグランプリ初日はこれまでにない形式で行われましたが、基本的にはスムーズにオペレーションを進めることができました。

ただしFP3まで様々なことを試すことができるいつもの週末とは異なり、FP1の60分間のみのデータから PU・車体ともに、その後に行われる予選・スプリント予選・決勝レースのセッティングを決めなければいけないという点に関して、難しさを感じた一日にもなりました。

明日のスプリント予選も今日と同様に未経験のセッションとなりますが、今日のデータを解析して、想定される場面への対応を十分に整えて臨みたいと思います。


FP1を経て行われた初日予選でトップに立ち、スプリント予選の最前列1番グリッドを手にしたのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を0.075秒差で退けた。3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いた。

変則フォーマットのF1イギリスGPの2日目は、FP2が日本時間7月17日(土)20時から、17周で競われるスプリント予選レースが同24時30分からシルバーストン・サーキットで開催される。

F1イギリスGP特集

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