アレックス・アルボン、2011年以来のイスタンブール戦「9年前のベッテルとウェバーの発言が役立つはず」
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レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンが、2020年FIA-F1世界選手権第14戦トルコGPに先立って抱負を語った。
舞台となるのは9年ぶりにF1カレンダーに復活を遂げたイスタンブール・パーク・サーキットだ。2011年のトルコGPでは、当時レッドブル・ルノーに所属していたセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーが予選フロントローを独占し、決勝でもマクラーレンのルイス・ハミルトンを抑えて1-2フィニッシュを飾った。
アルボンにとってイスタンブールのコースを走るのは今回が初めてだが、9年前にベッテルとウェバーが残したコメントを振り返る事が、自身やマックス・フェルスタッペンの役に立つはずだと語る。
アレックス・アルボントルコGPに向けて
イモラの2日間制フォーマットはどうでしたか?
楽しめたよ。来シーズンもたくさんレースをするつもりなら、2日間のレースフォーマットをもっと検討すべきだと思う。もちろんフリー走行は慌ただしかったけど楽しかったし、このフォーマットをもっと推し進めるべきだよ。
初日の土曜ではたくさんの事をカバーしなきゃならなかったけど全て上手くいったし、必要とされる事を短時間で全て消化する事ができた。それに2日制のフォーマットには、メカニック達にとって自宅で過ごす時間が増えるというメリットもあるよね!
僕としては、エミリア・ロマーニャGPの週末は全体的に少しタフだった。予選は悪くなかったんだけど、マシンバランスとクルマに手こずってしまい、ポテンシャルを十分に引き出すことができなかったんだ。
今週末のトルコも”新しい”コースです
今年は幾つか新しいコースでレースをしてきたけど、その中には本当に最高のサーキットが幾つかあった。
今年出てきた新しいコースは、カレンダー常連のものよりも断然気にっているし大ファンだけど、オーバーテイク性という観点から言えば、ポルティマオとイモラは別のコースレイアウトを選択した方がもっと良かったと思う。F1はレース性を考慮した方が良いと思う。
トルコに行った事はありますか?
いや、行った事はないけど楽しみにしているよ。
オンライン上でコースを走行した事はあるし、もちろんテレビでは過去のレースを見ている。本当に印象的なコースだし、レイアウト的には良い感じのオーバーテイクスポットが幾つもある。
ここはかなりパワーハングリー(エンジン性能が要求される)なコースでもあるから、僕らのクルマに合うと良いんだけどね。
9年前のトルコGPで1-2を果たした時のデータは役に立ちますか?
僕らはマシンのパフォーマンスを予想するために過去のデータの分析に時間を費やしている。だからその点で言えば、過去のレースで適切なマシンを作り上げたという事実は、僕らを正しい道に導いてくれると思う。ただその一方で、今年のクルマは当時とは大きく異なるし、コースも再舗装されている。
とは言え僕らドライバー的に言えば、セバスチャン(ベッテル)とマーク(ウェバー)のコメントから、サーキットそのものや何が改善に役立ったのかを知る事で、自分達の役に立てる事ができるはずだ。
トルコGPの舞台となるのは9年ぶりに復活を遂げた、1周5,338m、全14コーナーを有するイスタンブール・パーク・サーキット。見どころの1つは、4つのエイペックスを持つ下り坂の複合高速コーナー、通称ディアボリカ(ターン8)で、ヘルマン・ティルケ最高傑作の一つとの呼声も高い。
F1トルコGPは、日本時間11月13日(金)17時からのフリー走行1で幕を開ける。