2020 F1トルコGP︰決勝スターティング・グリッド…降格多数で予選順位から大きく変動
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2020年シーズンのF1世界選手権第14戦トルコGPの暫定スターティンググリッドが国際自動車連盟(FIA)より発表された。公式予選を終えて11台が審議に掛けられ、3台に降格ペナルティが科された事で、予選順位とグリッドとの間に大きな相違が発生した。
週末に先立っては、前戦エミリア・ロマーニャGPでセーフティーカー先導中にクラッシュを喫したジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が今季4基目となるICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、そして3基目となるMGU-Kの交換を受け、PU交換ペナルティによってグリッド最後尾からスタートする事が決定した。
また2日目に向けてはアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、エステバン・オコン(ルノー)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、そしてラッセルの計6名がギアボックス交換を行ったが、いずれも規約に抵触するものではなかった。
土曜の午後に行われた予選では、キャリア初のポールポジションを獲得したランス・ストロール(レーシングポイント)を含む計11台が黄旗無視や他車の走行妨害などの理由によって審議に掛けられた。
この内、予選11番手のランド・ノリス(マクラーレン)が5グリッド降格、予選13番手のカルロス・サインツ(マクラーレン)が3グリッド降格、そして予選18番手のラッセルが5グリッド降格を受け、各々グリッドポジションを落とす事となり、グリッド中盤以降の並びが大きく変化した。
ポールポジションはストロール。2番グリッドにはフェルスタッペンが続き、3番手にはセルジオ・ペレス、4番手にはアレックス・アルボンと、レッドブル・ホンダとレーシングポイントが1・2列目を独占して58周のレースに挑む。
F1トルコGPスターティンググリッド
Pos | Driver | Team | Qualifying |
---|---|---|---|
1 | L.ストロール | レーシングポイント | 1(-) |
2 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 2(-) |
3 | S.ペレス | レーシングポイント | 3(-) |
4 | A.アルボン | レッドブル | 4(-) |
5 | D.リカルド | ルノー | 5(-) |
6 | L.ハミルトン | メルセデス | 6(-) |
7 | E.オコン | ルノー | 7(-) |
8 | K.ライコネン | アルファロメオ | 8(-) |
9 | V.ボッタス | メルセデス | 9(-) |
10 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 10(-) |
11 | S.ベッテル | フェラーリ | 12(+1) |
12 | C.ルクレール | フェラーリ | 14(+2) |
13 | P.ガスリー | アルファタウリ | 15(+2) |
14 | K.マグヌッセン | ハース | 16(+2) |
15 | L.ノリス | マクラーレン | 11(-4) |
16 | C.サインツ | マクラーレン | 13(-3) |
17 | D.クビアト | アルファタウリ | 17(-) |
18 | R.グロージャン | ハース | 19(+1) |
19 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 20(+1) |
20 | J.ラッセル | ウィリアムズ | 18(-2) |