アレックス・アルボン、突如消えたペースとグリップ 納得し難い7位「優勝すら見えていたのに」
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11月15日(日)のF1第14戦トルコGP決勝を振り返ったレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、第3スティントの突然の失速に不可解な思いを抱いている事を明かし、「優勝すら見えていたのに」と述べ、7位という結果は納得し難いものだと主張した。
4番グリッドのアルボンは、1周目にセルジオ・ペレスとセバスチャン・ベッテルに遅れを取りポジションを2つ落としたが、オーバーカットを成功させて12周目にベッテルをパス。しかしながら、表彰台圏内の3番手を走行していた34周目のターン4でスピンを喫して再び後退した。
これを機に2セット目のインターミディエイトに履き変えるも、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ、そしてチームメイトに立て続けにオーバーテイクを許して7位でチェッカーフラッグを受けた。曰く、2セット目のインターに履き替えた後、グリップとペースの両方が消えてしまったという。
Pos | Driver | Team | Laps | Time | PTS |
---|---|---|---|---|---|
6 | フェルスタッペン | レッドブル | 58 | +44.873s | 8 |
7 | アルボン | レッドブル | 58 | +46.484s | 6 |
8 | ノリス | マクラーレン | 58 | +61.259s | 5 |
優勝すら見えていたのに
アレックス・アルボン決勝: 7位, グリッド: 4番手
何だか複雑な気分だ。すべてが計画通りに進んで優勝の可能性も見えていただけに、7位という結果は納得し難いものだし、レースそのものも奇妙だった。今週末の僕らは終始、高い競争力を発揮していたから、この結果を受け入れるのは難しい。
今日は2台ともスタートが悪かった。それでも何とかフィールドを上手く切り抜ける事が出来たし、インターミディエイトに履き替えたときのグリップ力は信じられないほど高く、かなりの速さがあった。
でもその後、2セット目のインターに履き替えるためにピットに入ったら、グリップもペースも消えてしまった。少し困惑したし、どういう事なのか理解に苦しむけど、異常なコンディションだったわけだから、今後のためにもきちんと理解していきたい。
今週末は本当に調子が良かった。これまでの進歩に満足しているし、僕の方のガレージでの幾つかの試みも助けになっているから、次のバーレーンが待ちきれないよ。
11月15日(日)にイスタンブール・パーク・サーキットで行われた2020年F1第14戦トルコグランプリ決勝レースでは、6番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が通算94勝目を上げて優勝を飾り、7度目のタイトルを手にした。2位はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)。3位表彰台にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が滑り込んだ。