スプリント予選実施のF1イギリスGP、ストウとコプスにトラックリミットを設定
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史上初のスプリント予選レースが実施されるF1第10戦イギリスGPでは、舞台となるシルバーストン・サーキットの計2箇所にトラックリミットが設定されコース域外走行が厳しく監視される。
FIAレースディレクターのマイケル・マシは週末に先立って発行したイベントノートの中でトラックリミットの対象となるコーナーを2ヶ所設けた事を明らかにした。
監視されるのは6速275km/hで駆け抜けるターン9、通称コップスと、第2DRSゾーンの先にある5速240km/hのターン15、通称ストウだ。
ターン9に関してはフリー走行、予選、スプリント予選、決勝レースのいずれにおいても、コーナー出口の白黒縁石を越えてラップタイムを記録した場合に当該ラップのタイムが無効とされる。
ターン15に関しても全てのセッションが取り締まりの対象で、コーナー出口でコースを離れ、黒白縁石を越えてラップタイムを出した場合、当該ラップとその翌周タイムの両方が抹消される。
違反が確認されるとレースコントロールはその都度、公式メッセージシステムを介してチームにこれを通知する。スプリント予選または決勝レース中に3回のトラックリミットを犯したドライバーには白黒旗が提示され、さらに違反を重ねるとスチュワードに報告される。
ただしライバル車両によってコース外に追いやられたと判断された場合は制裁の対象とはならない。