アンドレア・ステラ、マクラーレンとのF1チーム代表契約を複数年延長
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マクラーレン・レーシングは2024年8月1日、アンドレア・ステラとのF1チーム代表契約を複数年延長したと発表した。
優勝2回、表彰台18回、そしてスプリント勝利1回を挙げるなど、ステラは2022年12月にアドレアス・ザイドルに代わってチーム代表の役職に就任して以来、チームを急速に成長させてきた。
マクラーレンはここ数ヶ月でランド・ノリスとオスカー・ピアストリと複数年の契約延長を発表しており、ステラの更なる続投が決まったことで長期的な安定性を確保することになる。
ステラについてマクラーレンのザク・ブラウンCEOは「卓越したリーダーシップ、専門知識を持つだけでなく、チームおよびF1全体から尊敬されている」として、「グリッドの先頭で常に戦い続けるという我々の追求を継続する上で、これ以上ない人物だ」と語った。
「彼のチームプリンシパルとしてのマクラーレンF1への影響は非常に大きく、コース上での結果やチームの軌跡のみならず、我々の文化やマインドセットの発展にも貢献している」
「ランド、オスカー、そして今回のアンドレアとの複数年契約の延長により我々は自信を持って世界チャンピオンを目指し続けることができる。アンドレアのリーダーシップの下で迎えるこれからの数年間が楽しみだ」
契約更新についてステラは「光栄に思う」とした上で、「過去1年半で我々は大きな進歩を遂げたが、グリッドの前方で常に戦うためにはまだ多くの作業が残っており、それは本当にエキサイティングな挑戦でもある」と語った。
フェラーリでF1キャリアをスタートさせたステラは、ミハエル・シューマッハやキミ・ライコネンのパフォーマンスエンジニア、そしてライコネンやフェルナンド・アロンソのレースエンジニアを務めるなど、15年間に渡ってマラネッロで過ごした後、2015年にマクラーレンに加わった。
レースオペレーションの責任者やパフォーマンスディレクターを経て、2019年にエグゼクティブディレクターに昇進すると、ザイドルのザウバー/アウディへの移籍と合わせて2022年末に即時のチーム代表就任が発表された。