降格ペナ待ったなし!第一号はフェルスタッペンとガスリー、残り15戦で上限4基目エンジン / F1スペイン 2024 PU投入状況

FP1に向けてガレージ内で準備するマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2024年6月21日(金) F1スペインGP(カタロニア・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2024年F1第10戦スペインGPにおけるドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。本ページは必要に応じて随時アップデートされる。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)がシーズン15戦を残して年間割り当て上限となる4基目のICE(内燃エンジン)を開封した。両者は今年、4基目に到達した最初のドライバーとなる。

2人はターボ、MGU-H/Kを含むその他の主要コンポーネントも交換しており、グリッド降格ペナルティ待ったなしの状況に直面した。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
マックス・フェルスタッペン 4 4 4 4 5
セルジオ・ペレス 2
シャルル・ルクレール 4
カルロス・サインツ 3 3 3 3 4
エステバン・オコン 2
ピエール・ガスリー 4 4 4 4 5
バルテリ・ボッタス 3
周冠宇 2 2

56点差でタイトル争いをリードするフェルスタッペンとガスリーは共に、ES(バッテリー)およびCE(コントロール・エレクトロニクス)も上限に達しているため、余裕があるのはエキゾーストのみと、この先のシーズンの何処かでペナルティを受けるのは避けられない状況だ。

V6ハイブリッド・ターボ導入11年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが年間に各4基まで、CE及びESが各2基まで、そしてエキゾーストが年間8セットまでに制限されており、超過した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

F1スペインGP:パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
RB ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 4 4 4 4 2 2 5
S.ペレスPER 3 3 3 3 2 2 4
メルセデス G.ラッセルRUS 2 2 2 2 1 1 2
L.ハミルトンHAM 3 3 3 3 1 1 3
フェラーリ C.ルクレールLEC 3 3 4 3 2 2 4
C.サインツSAI 3 3 3 3 2 2 4
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 2 2 2
L.ノリスNOR 2 2 2 2 2 2 2
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 1 1 2
F.アロンソALO 2 2 2 2 1 1 2
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 3 3 3 3 2 2 5
P.ガスリーGAS 4 4 4 4 2 2 5
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 3 3 3 3 2 2 3
L.サージャントSAR 2 2 2 2 2 2 2
RB ホンダRBPT D.リカルドRIC 3 3 3 3 2 2 4
角田裕毅TSU 3 3 3 3 2 2 4
ザウバー・フェラーリ V.ボッタスBOT 2 2 2 2 3 3 3
周冠宇ZHO 2 2 2 2 2 2 2
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 2 2 2 2 2 2 3
N.ヒュルケンベルグHUL 2 2 2 2 2 2 3

F1スペインGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了