マクラーレン:4番手も可能だったとリカルド、マゼピンの走行妨害がQ3に大きく影響したとノリス
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マクラーレン・レーシングは5月8日のF1スペインGP公式予選で、ダニエル・リカルドが7番手を、ランド・ノリスが9番手を獲得し、ダブルQ3進出を果たした。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
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7 | リカルド | マクラーレン | 1:18.264 | 1:17.719 | 1:17.622 |
9 | ノリス | マクラーレン | 1:17.821 | 1:17.696 | 1:18.010 |
チーム代表のアンドレアス・ザイドルはノリスについて、Q1でニキータ・マゼピン(ハース)の走行妨害があった事で「新品タイヤを1セット失ってしまい、その結果、Q3の1回目の走行で中古を履かなければならず、更にマシンにダメージを負ってしまった」と説明した。
このインシデントについてスチュワードはマゼピンに非があるとして、3グリッド降格ペナルティと1点のペナルティポイントを科す裁定を下している。
またリカルドの最終アタックについてザイドルは「アウトラップの終わりにトラフィックに巻き込まれてしまい、旗が振られる前にアタックを開始できなかった事で新品タイヤを使い切れなかった」と説明した。
McLaren:F1スペインGP予選
ダニエル・リカルド予選: 7位, FP3: 8位
生産的な1日だった。とは言え、1セットでQ1を突破できた事でQ3に向けて2セットを温存できたけど、タイミングを誤ってしまい1アタックしか出来ず、使い切る事ができなかったのは残念だ。
あとコンマ1秒は行けたと思うし、上手くラップをまとめる事ができれば4番手も可能だったかもしれない。でも、まあそれはいいや。
どうしたら更に改善できるかを考え続けているけど、現時点ではまだ完璧なドライビングができていない。確かに今日は良かったけど、僕は自分の仕事にフォーカスしるし、チームはQ3で起こったタイミングの問題を解決してくれるはずだ。
昨日に比べると本当に大きくステップアップ出来たから満足してるし、幾つか解決策も見つかったし、アップデートが功を奏している事が確認できて嬉しいしチームに感謝してる。
ランド・ノリス予選: 9位, FP3: 6位
今日は完璧じゃなかった。Q1の最初のアタックでトラフィックに巻き込まれる不運があったことで後退を強いられてしまい、本来なら余裕で通過できたはずなのに2セット目のタイヤを使わざるを得なくなってしまった。
Q3の最初のアタックでも幾らかダメージがあり、最後のアタックもクリーンラップを走る事ができなかった。路面の進化と風向きの変化を踏まえると、かなりのインパクトだった。
そんなにガッカリしているわけじゃないけど、このポジションからスタートしなきゃならず少し残念だよ。ここはオーバーテイクが本当に難しいからね。
とは言え、クルマは決勝レース向きだし、大量にポイントが獲得できるよう頑張るつもりだ。
ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデス)。キャリア通算100回目の記念的マイレージを達成した。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。
2021年 F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月9日(日)22時にスタート。1周4675mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。