角田裕毅「いつも以上に予選が楽しみ!」トップ5を維持、一方で課題と懸念 ウィリアムズに疑いの目
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9月20日(金)の2024 F1第18戦シンガポールGPの初日2回のプラクティスで共にトップ5を刻んだ角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、「いつも以上に予選が楽しみ」であると語り、グリッド争いでの好結果に期待を膨らませる一方、ウィリアムズへの警戒感を示した。
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を0.006秒上回る4番手タイムを刻んだFP2を経て角田裕毅は「良い一日でした。終始、本当に良い感じでした」と振り返った。
「もちろん、まだ初日フリー走行が終わっただけなので、明日以降、ライバルはペースを上げてくるでしょうし、気を緩めるわけにはいきませんが、それでも初日としては間違いなくポジティブな一日でした」
前戦アゼルバイジャンGPでダブル入賞を果たし、大量ポイントを稼いだウィリアムズは、アレックス・アルボンがRB勢より後方の9番手で初日を締め括ったが、角田裕毅はこのオーダーに疑いの目を向けている。
「いつも以上に予選が楽しみなのは間違いありません。ただ、ウィリアムズは… パフォーマンスを少し隠しているような気がするので、予選ではもっと速くなるでしょうし、気を引き締める必要があると思います」と角田裕毅は続ける。
「一方で、僕らとしても改善の余地があるのは間違いないと思うので、明日に向けてすべてをまとめ上げていければと思っています」
マリーナベイ市街地コースはフューエル・エフェクトが大きく、搭載燃料量の違いがラップタイムに与える影響が大きい。更にはエンジンモードの違いもあるため、接近した4番手角田裕毅以降のオーダーは予選で大きく変動する可能性がある。
レーシングディレクターを務めるアラン・パーメインは、全体として現在の状況に満足しているものの、シングルラップに関しては更なる改善が必要だと指摘した。
「今日は堅実な金曜日だった」とパーメインは語る。
「市街地コースということで、何よりも2台共が各セッションを無事に走り切れたのが良かった。それに、どちらのドライバーも最初のセッションからクルマに満足していた」
「FP2に向けてクルマに幾つか変更を加えてバランスを調整したのだが、ドライバーたちはこれにも満足していた」
「シングルラップのペースに関してはまだ少し作業が必要だが、どの方向に進むべきかは分かっている。明日のプラクティスに向けて最終調整を行い、土曜の夜の予選に向けてベストな状態にしていきたい」
2024年F1シンガポールGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.058秒差で退けた。
FP3は日本時間9月21日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。