RBの速さに驚くラッセル、Q2敗退すら見据えるハミルトン「今季最も厳しい金曜」に直面したメルセデス

マリーナベイ市街地コースを走行するルイス・ハミルトンのメルセデスW15、2024年9月20日(金) F1シンガポールGP FP1Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

2024年9月20日のF1シンガポールGP初日フリー走行に臨んだメルセデスは、2台共にパフォーマンス不足に苦しみ、ジョージ・ラッセルに至っては、この日唯一のクラッシュでセッションを締め括った。

前戦アゼルバイジャンGPでラッセルが予想外の表彰台に上がったことを受け、ハミルトンは週末に先立ち、マリーナベイ市街地コースでの好走に期待を寄せていたが、トップから1秒遅れの11番手に留まったFP2を経て、予選Q2敗退すら見据えていると口にした。

ハミルトンは「現時点では、Q3に進出することはできないだろう」と語り、初日を「本当に厳しい1日」と総括した。

「セットアップに関しては、あらゆることを試したけど、どれもが上手くいっていない。かなり厳しい状況なのは確かだ」

「全力を尽くしているけど、結果的には1秒遅れだった。詰まる所、少し迷走していて、クルマをどうしたら良いのか分かっていないように思う」

ラッセルはハミルトンよりコンマ2秒ほど速い7番手を刻んだが、それでもシニアチームのレッドブルを大きく上回ったRBの2台に遅れを取った。

「驚くことばかりだ。RBは本当に速い。ウィリアムズもそうだ。レッドブルはペース不足みたいだし、マクラーレンとフェラーリには大きな差があるように見える」とラッセルは語る。

「最低でも中団グループとトップ4の間に食い込みたいと思っているけど、今のところ、やるべき仕事が山積みだ」

「僕らにとっては本当に厳しい1日だった。今日は本当にペースが遅かった。その原因を見つけ出す必要がある。今夜、何らかの答えが見つかるだろう」

「FP1からFP2にかけて幾つか大きな変更を加えたけど、12か月前や最近のレースのようにクルマが上手く機能している感じがしない」

エンジニアリング・ディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは「今シーズンの中で最も厳しい金曜」だと認めた。


2024年F1シンガポールGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.058秒差で退けた。

FP3は日本時間9月21日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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