ザウバーF1、2名の育成を抱えながらもロバート・シュワルツマンを起用…オランダGPのFP1で
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ザウバーはサマーブレイク明けの初戦、8月23日にザントフォールト・サーキットで行われるF1第15戦オランダGPの1回目のフリー走行で、バルテリ・ボッタスに代えてロバート・シュワルツマンを起用する。
24歳のロシア人ドライバーは2021年にハースからヤングドライバーテストに出走し、2023年もオランダGPのFP1でフェラーリのステアリングを握るなど、これまで幾度となく公式セッションに参加している。
ザウバーのドライバーアカデミーにはテオ・プルシェールとゼイン・マローニという2名の才能ある若手がいるが、スイス・ヒンウィルのチームは今回、フェラーリのF1リザーブドライバーを起用し、シーズン中に最低2度、起用が義務付けられている若手枠の内の一つを消化する。
ザウバーの今季レギュラードライバーを務めるボッタスと周冠宇はともに現時点で来季の契約がなく、2025年に向けてシートの一つは空いたままだ。
2026年よりアウディのワークスチームとなるザウバーは来季以降のニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとしてカルロス・サインツにオファーを出したものの断られた。プルシェールとマローニの来季F1昇格の可能性は乏しい。
シュワルツマンは2019年にプレマ・レーシングでF3チャンピオンを獲得した後、2020年から2021年にかけてF2で同チームのドライバーを務め、ドライバーズランキングでそれぞれ4位と2位を獲得。その後はGTワールドチャレンジやFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦している。