角田裕毅、接触の件でベッテルに謝罪…一方でアルファタウリ・ホンダのボスは「正しかった」と擁護

ジェッダ市街地コースのターン1でセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)とサイド・バイ・サイドになる角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)、2021年12月5日F1サウジアラビアGP決勝レースにてCourtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はF1第21戦サウジアラビアGP決勝レースを終えて、事故の原因は自身にあるとして、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)に謝罪した事を明らかにした。

角田裕毅はオープニングラップで4ポジションダウンと厳しい出だしを強いられ、更にはベッテルとの接触でクルマにダメージを負い転落。5秒ペナルティが科され、最終14位でヘルメットを脱いだ。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)との接触でフロントウイングを失いピットに戻る角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)、2021年12月5日F1サウジアラビアGP決勝レースにて

角田裕毅は一件について「少し無理をしてしまった」と反省の弁を口にしたが、チームのボスはオーバーテイクに挑戦するという判断は「正しかった」と擁護した。

チーム代表を務めるフランツ・トストはレースを終え「ユーキは最終スティントで大きく順位を上げ、オーバーテイクを重ねて9番手までポジションを戻していたが、残念ながらターン1でベッテルと接触した」と振り返った。

「私は彼のオーバーテイクの判断は正しかったと思うが、残念ながら彼らは接触し、ユーキはフロントウイングにダメージを負ってしまった」

「その結果、交換のためにピットインせざるを得ずハードタイヤを履かせた。その後は力強い走りでレースをしていた」

もう少し我慢すべきだった

角田裕毅
決勝: 14位, グリッド: 8番手

厳しいレースでした。序盤から苦戦していたのですが、最後のリスタートは上手くいき、幾つかポジションを上げる事が出来ました。

だが残念な事に少し無理をしてしまった結果、ベッテルと接触してしまいました。あの時点でのペースはかなり良かったので、もう少し我慢してオーバーテイクのチャンスを待つべきだったと思います。

自分のミスですので彼には謝罪しました。今日はポイントが獲れそうだったけだけに悔しいです。


12月5日(日)にジェッダ市街地コースで行われた2021年F1第21戦サウジアラビアGP決勝レースでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位にバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。

ヤス・マリーナ・サーキットを舞台とする次戦、シーズン最終F1アブダビGPは12月10日 (金) のフリー走行1で幕を開ける。

F1サウジアラビアGP特集

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