ホンダF1、予選トップ5に3台と好成績…角田裕毅はQ2敗退「スプリント予選を活かして欲しい」と田辺TD
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F1第19戦サンパウロGPがブラジルのインテルラゴス・サーキットで11月12日(金)に開幕を迎えた。スプリント予選フォーマットが適用された事から、初日は60分のフリー走行と予選の2セッションが行われた。
ホンダエンジン勢はレッドブルのマックス・フェルスタッペンが最前列2番手を獲得。チームメイトのセルジオ・ペレスは4番手、アルファタウリのピエール・ガスリーは5番手タイムを刻み、ホンダはトップ5のうち3台を占める好成績を収めた。
インテルラゴス・サーキット初走行の角田裕毅はFP1で11番手と好調な出だしを見せ、午後の予選Q1では僚友ピエール・ガスリーに1000分の3秒差の9番手タイムをマークした。
だがターン1でタイヤをロックアップさせた事もあり、Q2ではQ1で刻んだ自己ベストに0.133秒及ばず、0.346秒差の13番手でQ3進出を逃した。
Pos | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|
2 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:09.329 | 1:08.499 | 1:08.372 |
4 | ペレス | レッドブル | 1:09.172 | 1:08.973 | 1:08.483 |
5 | ガスリー | アルファタウリ | 1:09.347 | 1:08.903 | 1:08.777 |
13 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:09.350 | 1:09.483 |
初日を終えてホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは「走行初日となった本日の金曜日は、FP1に続いて早速予選が行われました」と1日を振り返った。
「その予選ではレッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手が2番手、ペレス選手が4番手、更にスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が5番手と、トップ5にホンダ勢3台が入る結果となりました」
「角田選手は残念ながら13番手でQ2敗退となってしまいましたが、インテルラゴス・サーキットを走るのは今回が初めてという状況の中、FP1と予選の両方で良いペースを見せていたので、明日のスプリント予選を上手く使って日曜の本番レースに繋げて欲しいと思います」
「予選開始時点でパルクフェルメが適用されますので、1時間のFP1を経て予選までの2時間半の間に全てのデータを解析し、車体・パワーユニットともに課題を潰し込んでベストな状態にしなければなりませんでした」
「通常のレースウイークと比べて短い時間で最適化を進めなければならないという点で、エンジニアにとっても非常に忙しい一日になりましたが、同様のフォーマットで行われたイギリスGP、イタリアGPでの学びもあり、プロセス自体は順調に進めることができました」
「明日のスプリント予選、そして日曜のレースでは両チーム共に、各々のライバルとの接戦が予想されます。今週もチームと協力して各セッションに向けて最善を尽くしていきたいと思います」
F1サンパウロGPの2回目のフリー走行は日本時間11月13日(土)24時から、スプリント予選は同28時30分よりインテルラゴス・サーキットで開催される。