サインツとグロージャン、FP3を前にパワーユニットを交換 / F1スペインGP

カルロス・サインツのグランドスタンドカバーとマクラーレンMCL35、2020年F1スペインGPにてcopyright McLaren

カタロニア・サーキットでの2日目のセッションに先立って、ハースとマクラーレンがそれぞれ、ロマン・グロージャンとカルロス・サインツのパワーユニットを交換した。

国際自動車連盟(FIA)は、ハースが第6戦スペインGPのFP3に先立って、今季2基目となるICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、CE(コントロール・エレクトロニクス)をグロージャンのマシンに投入した事を明らかにした。

FIAテクニカルデリゲートのジョー・バウアーの報告によると、初日を終えて日付変わった15日(土)深夜1時から朝9時までの8時間に渡って、ハースのメカニックがサーキット内に留まっていたという。カーフュー(深夜作業禁止令)を破って、グロージャンのパワーユニットの交換作業に取り組んでいたものと見られる。ハースが深夜作業を行ったのは今季初。例外的に年2回までは許可される。

マクラーレンは土曜に先立って、カルロス・サインツの55号車に今季2基目となるICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kを投入した。サインツ車はモノコックを交換して週末に臨んでいるが、依然としてオーバーヒートの問題は解決に至っていない。

いずれもレギュレーションで許可された範囲内の交換に留まるため降格ペナルティはない。

F1スペインGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了