失望のピエール・ガスリー「今日も過ちを犯した」予選に続く戦略ミスで5位浮上の好機逃す
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アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはF1第15戦ロシアGP決勝を終えて、前戦モンツァに続き高い競争力がありながらも「あまりに多過ぎるミス」が原因で、それを結果に結びつける事が出来なかったと失望をあらわにした。
降雨の最終盤まで入賞圏外の14番手を走行していたガスリーがガックリと肩を落としたのは、5位入賞の可能性を感じていたからだった。
ガスリーは53周のレースの48周目までバルテリ・ボッタスを後方に抑え続けていたが、メルセデスは雨の到来に際してボッタスにインターミディエイトを履かせた。他方アルファタウリ・ホンダは雨が続く事はないと考えガスリーをステイアウトさせた。
結果的にはメルセデスの判断が正しかった。ボッタスは15番手から一気に5位フィニッシュを果たした。雨脚が強まった事で遅れてピットストップしたガスリーは13位でクルマを降りた。
アルファタウリ・ホンダは今週末、立て続けに判断を誤った。決勝では雨に際して角田裕毅を含めてスリックタイヤを継続させ、予選ではガスリーの要求に反して新品のインターミディエイトを履かせずQ2敗退を喫した。
なお最終盤のランス・ストロール(アストンマーチン)との接触の件についてガスリーは「映像を見直してみるよ」と深くは言及しなかった。スチュワードはストロールに全面的な責任があるとしてペナルティを科す裁定を下した。
今日も過ちを犯した
ピエール・ガスリー決勝: 13位, グリッド: 11番手
僕らにとって全く以てベストとは言えない週末だった。昨日の予選では大きなチャンスを逃し、今日もまたスリックでステイアウトするという決断でミスを犯してポイント圏外に終わってしまった。残念だ。
ソチでの僕らのペースは力強かったし、第1スティントも悪くなかったと思うけど、今週末は兎に角、目の前のあらゆるチャンスをふいにしてしまった。
今日のレースに関しては洗いざらい見直して、今後、このようなコンディションに遭遇した際にチャンスを最大限に活かせる方法を考えていかなきゃならない。
忘れ去るべき週末になってしまったけど、それでも僕らは素晴らしいチームだ。次の週末には上手く立て直せるはずだ。
9月26日(日)にソチ・オートドロームで行われた2021年F1第15戦ロシアグランプリ決勝レースでは、4番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が通算100勝目を上げた。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3位表彰台にはカルロス・サインツ(フェラーリ)が滑り込んだ。
イスタンブール・パーク・サーキットを舞台とする次戦トルコGPは2週間後の10月8日のフリー走行1で幕を開ける。