アルボン、最後方からの5位入賞「まだまだ学習が必要」鈴鹿での苦戦を予想 / F1ロシアGP《決勝》

ヘルメットを被りレースへの準備をすすめるレッドブル・ホンダのアレックス・アルボン、2019年F1ロシアGP決勝レースにてcopyright Red Bull Content Pool

F1ロシアGP決勝レースを5位入賞で終えたレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、リザルトについては満足感を示したものの、自身の出来については「まだまだ学習と経験が必要」との考えを示した。

予選でのクラッシュを受けて、チームは決勝を前にアルボンのマシンのフロアを交換。予選で使用していたものとは異なるスペックであったため、パルクフェルメ違反となりピットレーンからのスタートを強いられた。

ソチ・オートドロームは、オーバーテイクが容易いとは言えないものの、アルボンは相次ぐアクシデントを掻い潜りオーバーテイクを連発。セーフティーカーをも味方につけて、チームメイトと並ぶ5位でチェッカーフラッグを受けた。

クリスチャン・ホーナー代表は「アレックスは自分の力で道を切り開き、見事なパフォーマンスを発揮した。何度もオーバーテイクを重ね、今回も成熟したドライビングを見せつけた」と評した。

最後方からの5位入賞「まだまだ学習が必要」

アレックス・アルボン決勝: 5位, グリッド: ピットスタート

今日は良いレースだったし、5位は今日の自分たちに出来る最善のリザルトだと思う。昨日の予選でのクラッシュの埋め合わせをしたかったから、今日のレース展開には本当に満足してる。まあ、セーフティカーのおかげも少しあったけどね。

土曜の夜は流石にちょっと気落ちしちゃったけど、チームは壊れたクルマを懸命に修復してくれた。今日の結果はチームのみんなのものだ。ピットレーンからのスタートは楽じゃなかったけど、ソフトタイヤのペースがかなり良かったおかげで、しっかりポイントを獲る事が出来た。

今日は本来のポジションじゃない場所からスタートし、中団グループを駆け抜けるレースで楽しかったけど、毎戦はゴメンだね! 僕は退屈なレースも好きだから、次の日本GPではクリーンでスムーズな週末を過ごせるよう願うよ。

第一スティントでは、ダニール(クビアト)とピエール(ガスリー)を交わすのに結構時間がかかっちゃった。多分このコースが市街地サーキットみたいな造りだからだと思うんだけど、隊列の後方を走ってると、かなりの量のダウンフォースが抜けちゃうんだ。

今週末は決勝レースまでは厳しい状態だった。今はまだ学習してる最中だけど、週末の早い段階からリズムを掴み、すぐさまスピードに乗って走れるようにしなきゃならない。そのためには、もっと走り込んで、クルマをドライブする経験を積む必要がある。

最終戦のアブダビ以外の残りのサーキットは、どれも初めて走るコースだから、鈴鹿も難しいレースになると思う。新しいコースを走るのは大好きだから、楽しみだけどね。


ソチ・オートドロームで行われた2019年F1第16戦ロシアグランプリ決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算82勝目を上げ優勝。2位にバルテリ・ボッタスが続き、ソチでの無敗記録を更新した。

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