苦悩するレッドブル・ホンダ、奥の手発動…夜間作業禁止令破る / ハンガリーGP
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今季初の規約破りはレッドブル・ホンダとなった。国際自動車連盟(FIA)のテクニカルデリゲートを務めるジョー・バウアーは、英国ミルトンキーンズのチームが第3戦ハンガリーの2日目に向けて、カーフュー(夜間作業禁止令)を破ったと報告した。レッドブル・ホンダの苦しい状況が伺える。
ジョー・バウアーは報告書の中で、日付が変わった現地18日(土)深夜1時からFP3開始予定時刻の3時間前、朝9時までの計8時間に渡って、レッドブル・ホンダのチームメンバーがサーキット内にいた事を明らかにした。RB16のセットアップ変更に取り組んでいたものと見られる。
これまでのところ今シーズン中にカーフューを破ったのは者はおらずレッドブル・ホンダが初のチームとなる。ただし、1シーズンに2度の例外が認められているため今回の件で罰則が科される事はない。グランプリ初日のRB16の挙動は散漫で、マックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボンは共にマシンの改善を訴えていた。
土砂降りの影響で午後のセッションでは7台がタイム計測を行っておらずタイムシートに大きな意味はないが、ドライコンディションの中で行われたFP1でレッドブル・ホンダ勢は、フェルスタッペンが8位、アルボンが13位とミッドフィールドに埋没し、1日を振り返ったアルボンは「コースの至る所で予期せぬ挙動に悩まされた」と説明している。