失速レッドブル、F1メキシコGP予選を前に再びクラック…リアウイングに問題
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは11月6日(土)のF1メキシコGP予選を終えて、リアウイングにクラックが発生していた事を明かした。
グリッド争いに先立ち、国際放送のテレビカメラはマックス・フェルスタッペンのリアウイングのメインプレーンを補強するかのようなクルーの作業風景を捉えていた。
最終フリー走行の終盤にDRSに関する問題を抱えていたフェルスタッペンの33号車、および僚友セルジオ・ペレスの11号車に対し、チームは予選グリーンフラッグを迎えて尚、リアウイング周りで作業を続けていた。そしてそれは赤旗期間中も継続された。
チームは当初、前戦アメリカGPで抱えた問題とは異なるとしていたため、クラックが入ったわけではなく単に補強していただけと見られていたが、予選後会見の中でフェルスタッペンはクラックが発生していた事を認めた。
ただし「パッチを当てて基本的には新品同様の状態」で予選に臨んだとして、パフォーマンスへの影響を否定した。だた同時に「もちろん、もう一度調べてみるつもりだ」とも付け加えた。
レッドブル・ホンダ勢は予選直前のFP3でメルセデスに大差をつけ1-2体制を築いた。トップタイムのペレスと3番手ルイス・ハミルトンとのギャップは0.651秒にまで達していたが、予選では突如リアのスライドに苦しみ、2台共に2列目に甘んじた。
破損した原因は不明だが、いずれにせよフライアウェイ3連戦の只中という事でパーツの在庫不足が懸念されるところだ。
なお予選の最中には、ターン2の縁石に当たったとしてバージボードの破損を懸念するフェルスタッペンの無線が流れたが、こちらに関しては全く問題なかったようだ。
フェルスタッペンは「チームにクルマを洗いざらいチェックしてもらったけど、すべて問題なかった」と説明した。