リアム・ローソン「過信」が招いたボッタスとの衝突事故、懲罰を受けたF1カタールGPでの一件を釈明

メディアの取材に応じるリアム・ローソン(RBフォーミュラ1)、2024年11月28日(木) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

2024年F1カタールGPでの接触事故についてリアム・ローソン(RBフォーミュラ1)は、タイヤのグリップレベルを過信していたとして、バルテリ・ボッタス(ザウバー)に謝罪した。

1回目のリスタートでローソンは、ターン1のイン側でボッタスの追い抜きを試みた際、グリップを失いスピンを喫し、アウト側のボッタスに衝突した。

スチュワードはローソンに責任があるとして、10秒ペナルティと2点のペナルティポイント(累積2点)を科す決定を下した。

一件についてローソンは「リスタートに向けては、タイヤを温めるためにできる限りのことをする。でも、実際にある以上のグリップがあると思い込んでいて、ターン1で仕掛けにいったんだ」と説明した。

「コーナーの途中まで行ったところで、思ったほどグリップがないことに気づいた。正直、スピンしたのは、ボッタスに当たらないようにしようとした結果だと思う」

「でも結局、当たってしまったわけで、それについては申し訳ないと思ってる。そんなつもりはなかったんだ」

5台がリタイヤを余儀なくされたレースでローソンは、3ポジションアップの14位でフィニッシュした。

「正直、スピンの後はそんなに悪くなかった。前の集団に追いつけたし、ペースも悪くはなかった。でも、兎に角、本来あるべきポジションからスタートできなかったことが響いた」とローソンは振り返る。

「全体的には、戦うべき相手と同じレベルで戦うには速さが足りなかった。それによって多くのポイントを取りそこねた」

「去年もそうだったけど、ここのコースは僕らにとって厳しい場所だ。今年は大きな進歩を遂げたと思うけど、まだやるべきことがある」


2024年F1第23戦カタールGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝を飾り、2位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。

ヤス・マリーナ・サーキットを舞台とする次戦アブダビGPは12月6日のフリー走行1で幕を開ける。

F1カタールGP特集

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