トロロッソ「ホンダエンジンはノートラブル、STR14は順調に進化」F1合同テスト3日目
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スクーデリア・トロロッソの副テクニカル・ディレクターを務めるジョディー・エジントンが、2月20日(水)に行われたF1バルセロナ合同テスト3日目を振り返り、ガレージ内の様子と走行プログラムの詳細を説明した。
この日走行を担当したダニール・クビアトは、最多周回から1周落ちの137ラップを重ねたのみならず、C5タイヤとは言えども、同じコンパウンドを履いたアルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンを上回る1分17秒704をマーク。トップタイムを記録した。
エンジンはノートラブル「STR14は順調に進化」
ジョディー・エジントン副テクニカル・ディレクター
今日はダニーにとってバルセロナでの2日目の走行だった。エンジニアと一緒にマシンのセットアップとクルマへの理解を深めつつ、期待していた通り初日よりも前進してくれた。
午前中は空力に関するテストから始めて多くのデータを収集した。昼にかけて気温と路面温度が上がってきたタイミングで、クルマとセットアップに関する一般的なテストに切り替えた。午後はC2コンパウンドとC3コンパウンドでロングランを行って、タイヤに関して有益なデータを収集する事が出来た。
ただしこの時期のバルセロナはシーズン中とはコンディションが違うから、データ分析には注意が必要だ。仕上げにはショートランを行って、今後の分析に役立つデータを収集した。
ホンダのパワーユニットに関してはトラブルもなく、多くのテストプログラムを実施する事が出来た。信頼性の問題はほとんどなく、STR14は順調に進化を重ねていると言える。やるべきことはまだまだ山積みだが、良い仕事ができた一日だった。
テスト4日目は2月21日(木)現地午前9時、日本時間午後17時からスペインのカタロニア・サーキットで行われる。トロロッソ・ホンダはクビアトに代えてアレックス・アルボンを起用する。