フェラーリ期待のSF1000、テスト初日は11番手も前向きなシャルル・ルクレール

カタロニア・サーキットを走行するスクーデリア・フェラーリSF1000、F1バルセロナテストcopyright Ferrari S.p.A.

19日に開幕したF1バルセロナテストの初日は、セバスチャン・ベッテルが体調不良のために担当を外れた事を除けば、スクーデリア・フェラーリにとって計画通りに進んだ一日となったようだ。

4度のF1ワールドチャンピオンは体調があまり優れなかったため、チームは急遽、当日の朝にスケジュールを変更。2日目の午後と3日目終日の担当へと振り替えた。この日代わってSF1000のステアリングを握ったシャルル・ルクレールは、レース2回分に相当する合計132周、距離にして614kmを走破した。

午前のセッションでは基本的な確認作業に終始した一方、午後はC2及びC3コンパウンドを履いて様々な燃料搭載量での走行を行い、エアロセッティングのチェック作業にあたった。

ラップタイム的にはトップから1.313秒遅れの11番手だが、パワーユニットは低出力モードで運用され、また、相当量の燃料を積んで走行していたものとみられているだけに、タイムシートがマシン性能を反映したものでない事は間違いなさそうだ。

カタロニア・サーキットでのテスト2日目は、午前をシャルル・ルクレールが担当し、午後をセバスチャン・ベッテルが引き継ぐ。

フェラーリ:バルセロナテスト初日を終えて

シャルル・ルクレール順位: 11位 / 周回数: 132

ラインナップ変更を知らされたのは今朝の6時45分の事だったけど、僕としては問題なかった。むしろ、セバスチャンのためにセットアップされていたクルマを再調整しなきゃならなかったチームのみんなの方が大変だったんじゃないかと思う。

今日は自分たちが設定していたプログラムを消化しきれた。間違いなくポジティブな一日だった。今日はパフォーマンスは脇において、新しいSF1000についての理解を深めて徐々に調整していく事に集中して取り組んだ。

クルマについて見解をまとめるには時期尚早だけど、感触は良かったし満足してる。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手にはチームメイトのバルテリ・ボッタス、3番手にはレーシングポイントのセルジオ・ペレスが続く結果となった。

2020年F1バルセロナテスト2日目のセッションは、日本時間2月20日(木)現地9時から17時まで、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。

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