ピエール・ガスリー 期待隠さず「ホンダは最高の仕事をした」「去年と比べると”遥かに良い位置”にいる」F1テスト《3日目》2021
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ピエール・ガスリーは2021年シーズンへの高まる期待を隠さない。
バーレーンでの2021年F1プレシーズンテスト最終3日目を終えたガスリーは「ホンダは最高の仕事をした」「去年と比べると”遥かに良い位置”にいる」とテストを総括した。
最終日曜午前のセッションを担当したガスリーは、この日も精力的に周回を重ねて角田裕毅に引き継ぐまでに76周を走破。C4タイヤで暫定4番手タイムを刻んだ。
この日のガスリーのプログラムについて、チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは「セットアップに焦点を当ててバランスの改善に努めた。通常のレース週末に実施できないようなテストを終える事ができ、我々のデータベースは更に充実した」と説明した。
去年と比べると遥かに良い
ピエール・ガスリー12位: 1分30秒828 / 76周
3日間のテストが終わった。今は初戦が待ち切れない思いだ。
予定していたテストスケジュールをすべて完了できたから、かなり理解を深める事ができたし、マシンの強みと改善の余地がある箇所も把握できた。
クルマに関しては自信がある。昨年の同じ時期と比較すると、遥かに良い位置にいると思ってる。速さのあるエリアについても理解できているし、クルマをより機能させるためのポイントも分かった。シーズンを通して戦い抜き、多くのポイントを獲得していきたい。
ホンダもまた、パワーユニットに関して最高の仕事をしてくれた。その事を本当に嬉しく思っている。昨年と比べて更に一歩力強さを増しているし、3日間を通して完璧な信頼性を発揮してくれた。本当にポジティブだ。
バーレーンの予選が本当に楽しみだ。そこで全てのチームの実力が分かるわけだからね。
3日間のテストをトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手には1000分の93秒差で角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が続き、ホンダ勢が1-2体制を築いた。3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)という結果となった。
テスト日程は全て終了した。チームは2週間後の3月28日の開幕バーレーンGPに向けて最後の調整に取り組む。