ウィリアムズF1、技術責任者パディ・ロウの離脱を正式発表

ウィリアムズの最高技術責任者を務めるパディー・ロウCourtesy Of Glenn Dunbar/Williams F1

ウィリアムズ・レーシングは6月25日(火)、本日付けでテクニカルディレクターを務めるパディ・ロウがチームを離脱すると共に、役員から退く事を正式発表した。

ウィリアムズは今年、マシン開発スケジュールの遅れから開幕前公式テストの4分の1を欠席。開幕後はまともに競争できるようなパフォーマンスがなく、FW42の開発を指揮したパディ・ロウは3月5日以降、「個人的理由での休暇」を取っていた。

2017年に最高技術責任者兼、取締役としてメルセデスからウィリアムズへと移籍したパディ・ロウだが、低迷するチームを立て直せないままにグローブのチームを去る事となった。

パディ・ロウは声明の中で「慎重に検討した結果、ウィリアムズでの職務に復帰しない事を決断した。かつての同僚たちの今後の健闘を祈ると共に、支えてくれたウィリアムズのファンに感謝したい」と述べた。

また、チーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズは「パディの下した決断を尊重しています。彼の今後の活躍を祈っています」と語った。

なお後任は発表されていない。テクニカル部門の指揮官を失ったウィリアムズは、かつての黄金時代を支えたパドリック・ヘッドをコンサルタントとして起用。今春以降、技術チームをサポートしている。

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