パト・オワード、F1マシンの性能に驚嘆「こんな事ができるのは世界でもこのクルマだけ!」転向への興味認める

マクラーレンMCL35Mのシート合わせを行うパトリシオ・オワードcopyright McLaren@Twitter

今季インディカー・シリーズで2勝を挙げてランキング3位に輝いた米国オープンホイール界の新星、マクラーレンSPのパトリシオ・オワードは、12月にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われるポストシーズンテストでマクラーレンMCL35Mのステアリングを握る。

これは今年5月にテキサス・モーター・スピードウェイで行われたインディカー初優勝のご褒美としてCEOのザク・ブラウンが約束したものだ。

2018年のインディライツ王者である22歳のアイルランド系メキシコ人ドライバーは初のF1マシンでのドライブに先立ち英国ウォーキングのファクトリーを訪れ、シート合わせやシミュレーターでの走行に取り組んだ。

仮想空間での疑似体験とは言え、F1マシンはインディカーよりも特にダウンフォースという点で大きく異るようだ。

オワードはRace Fansとのインタビューの中で「第一印象としては、僕が慣れ親しんだインディカーと比べるとフロントエンドのグリップがかなり大きい」とシミュレーターでの走行を振り返った。

「クルマは凄く軽快で軽い。それにダウンフォースもかなり大きく、ブレーキングやその他の面に関しても本当に感動的だった」

「あんな短時間で停止できる程のヘビーブレーキングができるのは本当に正気の沙汰とは思えない」

「こんな事ができるのは世界でもこのクルマだけだと思う。ダウンフォースとグリップの高さの賜物だね」

空気が車体を地面に押し付ける力があまりに強いため、曰くブレーキングから始まるコーナーでの各フェーズ(進入、コーナリング、脱出)の体感時間が「基本的にゼロ」で、全てが一瞬の内に過ぎ去っていったと言う。

インディカーよりも遥かに大きなダウンフォースを持つという事は、それだけコーナリング中に掛かる首への負荷が大きいという事だ。

「首が落ちそうになるんじゃないかって予想してるんだ。今の僕の首はインディカーでのレースには対応できる状態だけど、F1では遥かに大きな負担が掛かるだろうから、これからシッカリと鍛えていきたい」

マクラーレンは当面の間、ダニエル・リカルドとランド・ノリスを保持するためF1転向のチャンスは限られているが、すっかりF1のパフォーマンスに魅了されたオワードは機会があれば将来的にF1に参戦したいと考えている。

英Autosportによるとオワードは「誰だって同じ夢を持って育っていくものなんだ。それはF1。もし別の夢があると言うならそれは嘘だ」と語った。

「今はインディカーでできる限り完璧な仕事をすることに集中している。このチームに相応しいチャンピオンシップをもたらしたい。そしてインディ500での優勝を持ち帰りたいと思ってる」

「その上で将来的に、もしそれが僕ら双方にとってマッチするのであれば、もちろんF1にも乗りたいと思ってる」

「だってF1だよ!? テクノロジーという点でトップ中のトップだし、世界最速のレースカーだからね」

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