ノリス:加速時の技術的「異常」が判明、F1ハンガリーGPで全ポール1周目後退記録を更新
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クラッチ周りだろうか、2024年F1ハンガリーGPのスタート直後の加速でランド・ノリスが2速ギアに入れる際に「僅かな異常」が生じていたことをマクラーレンが明らかにした。
ノリスはハンガロリンクでポールポジションに着き、絶好の蹴り出しを決めてトップでターン1に向かったものの、その後は伸び悩み、ブレーキングで両サイドを僚友オスカー・ピアストリとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に抑えられ、スリーワイドでコーナーにアプローチした。
アウト側をフェルスタッペンに取られたことでノリスは理想的なラインを走行できず、イン側のピアストリにリードを奪われ、最終的にチームメイトに次ぐ2位でフィニッシュした。
敗因についてノリスはレース後、「勝利を失ったのはスタート」での失敗だと主張した。
決勝の2日後、マクラーレンは「ポールポジションからの加速中、セカンドギアに入れる際に僅かな(機械的)異常が発生」したと明かし、その結果としてノリスはフェルスタッペンにスリップストリームを許し、ターン1に向けての並走を余儀なくされたと説明した。
これが経常的な問題なのか一時的なものなのか、あるいはレース開始前に抱えていたトラブルと関連があるのかは分からない。
レース前のポールグリッドは慌ただしかった。レコノサンス・ラップを経てノリスは「間違いなくスロットルに何か問題がある」と訴え、グリッド上ではスロットルダンパーと思しきものが交換された。
ノリスはこれまでにキャリアを通じて3回のポールポジションを獲得しているが、いずれも1周目にポジションを奪われており、昨年のサンパウロと今季の中国の両スプリントにおいても、ポールながらも1周目にリーダーの座を失った。