大混戦の予兆?ルクレール最速連取もコンマ1秒以内にひしめくトップ3、中団も激戦模様 / F1オランダGP《FP3》結果とダイジェスト
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イベント2日目を迎えたザントフォールト・サーキットで2022年F1第15戦オランダGP土曜3回目のフリー走行が9月3日に1時間に渡って行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分11秒632のトップタイムを記録した。
FP2に続いて全20台のトップに立った形だが、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1000分の66秒差の2番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が0.161秒差の3番手につけており、予選での手に汗握る三つ巴戦に期待が高まる。
フェルスタッペンは初日セッションの半分近くをギアボックストラブルで失い8番手と、母国での滑り出しで後手に回ったが、一夜明けてのFP3の1発目の走行でいきなり金曜の全体ベストを更新。強烈な印象を残した。
レッドブルがクルマを上手く合わせ込んできたであろう事は、初日12番手止まりであった僚友セルジオ・ペレスが6番手をマークした事にもうかがえる。
ただ、カルロス・サインツが4番手、ルイス・ハミルトンが5番手と、フェラーリ及びメルセデスも着実に上位に食い込んでいる。
フェラーリは高速コーナーでのアンダーステア解消に向け、セットアップ作業に取り組んだ。ルクレールはフロントサスペンションを交換した関係で走行時間を失った。
トップ3チームに次ぐ「ベスト・オブ・ザ・レスト」の7番手はフェルナンド・アロンソ。週末全プラクティスでのトップ10入りを決めた。
対照的に、アロンソと同じ様に初日に印象的な速さを見せたマクラーレン勢は、ランド・ノリスが10番手、ダニエル・リカルドが17番手と後退した。オイル漏れで走行をロスした初日のリカルドに続き、FP3ではノリスがガレージに籠もる時間が多かった。
トップ6の争いもさることながら、中団上位の争いも極めて熾烈だ。8番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)から13番手アレックス・アルボン(ウィリアムズ)までのギャップは僅か0.284秒。僅かなミスが結果を大きく左右しかねない状況だ。
このパックの中にはアルピーヌやマクラーレン、アストンマーチンに加え、9番手にミック・シューマッハ、11番手にケビン・マグヌッセンを送り込んできたハース勢が加わる。
アルファタウリとアルファロメオは蚊帳の外に置かれた。
アルファタウリの最上位は15番手タイムを刻んだピエール・ガスリー。チームメイトの角田裕毅に0.21秒差をつけて16番手に抑えたが、中団上位とはコンマ3秒の開きがある。
なおガスリーは、ターン9でトラックサイド・ボードに衝突し、これを破壊する場面もあった。
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— Formula 1 (@F1) September 3, 2022
全3ラウンド、計1時間が予定される2022年F1オランダGP公式予選は、日本時間9月3日(土)22時からザントフォールト・サーキットにて行われる。
2022年F1第15戦オランダGPフリー走行3(FP3)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:11.632 | 19 | |
2 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:11.698 | +0.066 | 23 |
3 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:11.793 | +0.161 | 22 |
4 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:11.971 | +0.339 | 16 |
5 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:12.156 | +0.524 | 24 |
6 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:12.176 | +0.544 | 28 |
7 | 14 | アロンソ | アルピーヌ | 1:12.327 | +0.695 | 16 |
8 | 5 | ベッテル | アストンマーチン | 1:12.491 | +0.859 | 24 |
9 | 47 | シューマッハ | ハース | 1:12.558 | +0.926 | 14 |
10 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:12.591 | +0.959 | 17 |
11 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:12.606 | +0.974 | 14 |
12 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:12.773 | +1.141 | 18 |
13 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:12.775 | +1.143 | 17 |
14 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:13.003 | +1.371 | 19 |
15 | 10 | ガスリー | アルファタウリ | 1:13.046 | +1.414 | 22 |
16 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:13.256 | +1.624 | 22 |
17 | 3 | リカルド | マクラーレン | 1:13.299 | +1.667 | 19 |
18 | 77 | ボッタス | アルファロメオ | 1:13.359 | +1.727 | 14 |
19 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1:13.421 | +1.789 | 13 |
20 | 6 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:13.625 | +1.993 | 21 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 23℃ |
路面温度 | 31℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1オランダGP |
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セッション種別 | フリー走行3 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | ザントフォールト・サーキット |
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設立 | 1948年 |
全長 | 4307m |
コーナー数 | 14 |
周回方向 | 時計回り |