失望のセルジオ・ペレス、ピット渋滞の影響でQ1敗退「フロントロー独占だってあり得たのに」

ガレージ内で集中力を高めるレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年9月4日F1オランダGPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスはFP3で4番手の好タイムを刻みながらも、4日(土)の午後に行われたF1オランダGP予選でまさかのQ1敗退を喫した。

時間の経過と共に路面コンディションが劇的に改善していく中、ピットレーン上での渋滞に巻き込まれてしまい、2回目の計測ラップを開始する事ができなかった事が原因だった。

クリスチャン・ホーナー代表は「十分に余裕を持ってコースに送り出したものの、誰もがピットレーンを低速で走行した結果、1.5秒の差で次のアタックを開始できなかった」と説明した。

後方グリッドに沈んだ事を機に、レッドブル・ホンダは決勝レースに向けて全パワーユニット・コンポーネントの交換を行い、ペレスのグリッド降格ペナルティを消化するものとみられる。

フロントロー独占だってあり得たのに

セルジオ・ペレス予選: 16位, FP3: 4位

クルマが本当に良い状態に仕上がっていただけに、今日の予選は本当に残念な結果に終わってしまった。上手くクルマを改善させる事ができ、フロントロー独占だってあり得たのに、、こんな位置に沈むなんて予想だにしていなかった。

兎に角、ツイてなかった。皆がピットレーンをあまりにもチンタラ走るもんだから、僅か1秒半という差でラップに入る事ができなかった。

この件についてはグループとして話し合って、次のレースに向けて何を改善していくべきかを考えるつもりだ。チームというのはそうやって強くなっていくんだ。

オーバーテイクが凄く難しい事は分かっているけど、ここは予測不可能なコースだし、何が起きるかなんて誰にも分からない。ダメージを最小限に抑えてチームの役に立てるよう頑張るよ。


ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン、3番手にはバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が続く結果となった。

2021年 F1オランダGP決勝レースは日本時間9月5日(日)22時にスタート。1周4,259mのザントフォールト・サーキットを72周する事でチャンピオンシップを争う。

F1オランダGP特集

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