角田裕毅、”障害”も7番手の好タイム「良い形で後半戦のスタートが切れた」ロングランにも手応え

ガレージで様子を見守る角田裕毅(RBフォーミュラ1)、2024年8月23日(金) F1オランダGPプラクティス(ザントフォールト・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

8月23日(金)の2024年F1第15戦オランダGP初日プラクティスを7番手で締め括った角田裕毅(RB)は、クルマの感触は良く、ロングランにも手応えを得たとして、「良い形で後半戦のスタートが切れました」と満足した様子を見せた。

荒天のFP1を経て、2回目のフリー走行では全車がドライコンディションで周回を重ねた。角田裕毅はソフトタイヤで1分11秒374を記録し、”ベスト・オブ・ザ・レスト”の6番手を刻んだフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)に0.017秒差と迫ったが、ポテンシャルの全てを発揮できたわけではなかった。

レーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは「クルマを壊さないよう、天候と強風の影響を考慮して少し慎重に走行した結果がFP1のタイムシートに反映された」と振り返った。

「一方で、パフォーマンス面についてはFP2で遥かに良くなったが、それでもまだラップタイムを縮められる余地はある。ユーキはベストラップの際に少しトラフィックに引っかかってしまった」

Courtesy Of Red Bull Content Pool

アレックス・アルボン(ウィリアムズ)をリードする角田裕毅(RBフォーミュラ1)のVCARB 01、2024年8月23日(金) F1オランダGP FP2(ザントフォールト・サーキット)

セッションを経て、クルマの感触に良い手応えを得たのでは?と問われた角田裕毅は「それは間違いないですね」とリラックスした表情でインタビューに応じた。

「良い形でシーズン後半戦のスタートが切れました。特にFP2ではトップ10に入ることができましたし、良い1日になったと思います。ロングランも悪くなさそうですし、明日に向けて微調整に取り組み、それを最大限に活かしていきたいと思います」

コンディションは1日を通して変化し続けた。地元気象台から強風警報が発令されるほど、この日は激しい突風が吹き荒れ、何台ものマシンがロックアップに見舞われたが、ザントフォールトでのVCARB 01には安定感があった。

「風の状況を考慮すると、クルマはかなり安定していてバランスも良いように思います。FP1からすぐに自信を以て走ることができました」と角田裕毅は語る。

「このサーキットはバンク角が大きく、高低差もあり、今日はコースを楽しむことができました。チームの雰囲気もポジティブですし、明日もこの調子で頑張ります」


2024年F1オランダGPの初日FP2をトップで締め括ったのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を0.061秒差で退けた。

FP3は日本時間8月24日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

F1オランダGP特集

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