フェルスタッペン、6度目の挑戦でモナコ初制覇「ホンダ、レッドブルと共に一丸となって掴んだ勝利」
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、モンテカルロ市街地コースで行われたF1第5戦モナコGP決勝レースで終始隊列をリード。完勝を飾ってガールフレンドのケリー・ピケから祝福を受けた。
危なげな場面は皆無だった。ホールショットを奪うと、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)とのギャップを維持しながらレースを展開。第2スティント以降はペースをコントロールして、史上最強の女子テニスプレーヤーと称されるセリーナ・ウィリアムズが振るトップチェッカーを受けた。
6度目の挑戦でのモナコ初登壇を経てフェルスタッペンは、トータルポイントを105点に積み上げると、好敵手ハミルトン(メルセデス)が7位に留まった事で4点差でこれを交わし、自身初となるランキングリーダーへと躍り出た。
78周に及んだ長き戦いを終えてフェルスタッペンは「ホンダとレッドブルと共に一丸となって掴んだ勝利」と述べ、初のチャンピオンシップ制覇に向けて今後も気を緩める事なく最後まで戦い抜いていきたいと気を新たにした。
ホンダ、チームと共に掴んだ勝利
マックス・フェルスタッペン決勝: 1位, グリッド: 2番手
モナコGPで勝てて最高に嬉しい。難コースだしトラブルなく週末を過ごす必要があるから、チームとして、もちろんホンダも合わせて、一丸となってこの成果を達成できた事に本当に満足している。
僕としては、目の前のレースに集中して確実にスタートを切ることだけを心掛けた。全てがコントロールされたようなレースに見えたかもしれないけど、あれだけ長い間集中力を切らさずにレースを戦うのは本当に難しいんだ。
大量レースを築いている時こそ気を抜いてミスをしがちだから、余計な事に頭を使わないよう、集中するよう自分自身に言い聞かせる事が重要だった。
後続のライバルがギャップを詰めようとした時にはすぐに反応してギャップをキープできていたし、ペースは悪くなかったと思う。
モナコでは表彰台に上がった事すらなかったけど、こうして初のポディウムが優勝になった事で、これまでの借りを少し返せたように思う。
次のバクーでもメルセデスが最大のライバルになると思ってる。一般的なコースでは彼らが凄く速いからね。
チャンピオンシップをリードする事になったけど、大切な事はこれを最後まで続ける事だ。何よりも重要な事はタイトルなんだから、浮かれてばかりはいられない。
でも今は、ファクトリーと現場の全員に心からの感謝を伝えたい。僕らはモナコGPを制したんだから楽しもうよ。
5月23日(日)にモンテカルロ市街地コースで行われた2021年F1第5戦モナコグランプリ決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がモナコ初優勝を飾り、2位にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3位にランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGPはモナコ同じく公道に仮設されるバクー市街地サーキットで6月6日に決勝レースが行われる。