F1マイアミ 2024 PU投入状況:6戦を経てなお3台が1基目キープ

スタート直後のマイアミ・インターナショナル・オートドロームのターン1の様子、2024年5月5日F1マイアミGP決勝レースCourtesy Of Red Bull Content Pool

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2024年F1第6戦マイアミGPにおけるドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。

ラップタイムにおけるエンジン全開率が54%程度と、カレンダーの中で低い部類に入るマイアミ・インターナショナル・オートドロームでは、フェラーリPU勢とメルセデスPU勢の計8台が交換を行った。年間計画に沿ったものだろう。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
シャルル・ルクレール 2 2 2 2 2
カルロス・サインツ 2 2 2 2 2
オスカー・ピアストリ 2 2 2 2 2
ランド・ノリス 2 2 2 2 2
ランス・ストロール 2 2 2 2 2
フェルナンド・アロンソ 2 2 2 2 2
バルテリ・ボッタス 2 2 2 2
周冠宇 2 2 2 2

8台が新たに2基目に新調した事で、6戦を終えて1基目の主要コンポーネントを使い続けているのは、ハースの2名とローガン・サージェント(ウィリアムズ)の計3名のみとなった。

2024年シーズンは24戦が計画されているため、ICE(内燃エンジン)を含む主要コンポーネントは単純計算で1基あたり6戦を消化する必要がある。

V6ハイブリッド・ターボ導入11年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが年間に各4基まで、CE及びESが各2基まで、そしてエキゾーストが年間8セットまでに制限されており、超過した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

F1マイアミGP:パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
RB ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 2 2 2 2 1 1 3
S.ペレスPER 2 2 2 2 1 1 3
メルセデス G.ラッセルRUS 2 2 2 2 1 1 2
L.ハミルトンHAM 2 2 2 2 1 1 2
フェラーリ C.ルクレールLEC 2 2 2 2 1 1 2
C.サインツSAI 2 2 2 2 1 1 2
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 1 1 2
L.ノリスNOR 2 2 2 2 2 2 2
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 1 1 2
F.アロンソALO 2 2 2 2 1 1 2
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 2 2 2 2 1 2 2
P.ガスリーGAS 2 2 2 2 2 2 3
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 2 2 2 2 2 2 2
L.サージャントSAR 1 1 1 1 2 2 1
RB ホンダRBPT D.リカルドRIC 2 2 2 2 1 1 3
角田裕毅TSU 2 2 2 2 1 1 3
ザウバー・フェラーリ V.ボッタスBOT 2 2 2 2 1 2 2
周冠宇ZHO 2 2 2 2 1 1 2
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 1 1 1 1 1 1 2
N.ヒュルケンベルグHUL 1 1 1 1 1 1 2

F1マイアミGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了