ピアストリ「あんな風に寄ってくるなんて…」角田裕毅との接触バトルで終盤ペースダウン
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8位フィニッシュとポジションを落としたF1メキシコGPを経てオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、角田裕毅(アルファタウリ)とのバトルと接触の影響で終盤に向けてペースに苦しんだと明かした。
セルジオ・ペレス(レッドブル)のリタイヤにより第1スティントは終始、スタートポジションの一つ上、6番手を走行しながら順調にレースを進めていたが、ケビン・マグヌッセン(ハース)のクラッシュに伴いセーフティーカーを経て赤旗が振られると流れが変わった。
レース再開を経てジョージ・ラッセル(メルセデス)にポジションを奪われるとピアストリは、新品ハードタイヤを装着した角田裕毅を後方に従える事となった。自身が履いていたのは中古のミディアムだった。
1秒以内の抜きつ抜かれつの肉弾戦は12周に渡って続いた。接触は少なくとも3度に渡った。
そして迎えた残り23周のターン1。角田裕毅はブレーキングによってピアストリに並びかけると、先行してターンインした。すると右リアがピアストリの左フロントと接触。車体後部は軽く宙に浮き、AT04はハーフスピンを喫してフィールド後方に転落した。スチュワードは一件を調査した上で不問とした。
LAP 49/51
A ding-dong battle between Piastri and Tsunoda results in contact at Turn 1 💥
Tsunoda spins off and tumbles from P8 to P16 #F1 #MexicoGP pic.twitter.com/YktFJ1vRwl
— Formula 1 (@F1) October 29, 2023
レースを振り返ったピアストリは「セーフティーカーの後は兎に角、苦戦した。かなりのバトルがあって、それが影響したのは間違いないと思う」と語った。
「ペース的に厳しかったし、終盤に向けてはクルマにも少しダメージがあったから、後で調べてみるよ」
ダメージは角田裕毅との接触によるものだと思うが、一件についてどう思う?と問われると「そうだね、、何とか彼を振り切ったけど、最後の一件に関しては…ブレーキングゾーンであんな風に右に寄ってくるとは思ってもみなかったよ」と返した。
同じMCL60をドライブする僚友ランド・ノリスとのペース差は1周あたりコンマ5秒近くに開いた。マクラーレンは残り16周で両者のポジションを入れ替え、ノリスにダニエル・リカルド攻略を命じた。
これにより順位を1つ落としたピアストリは8位でレースをフィニッシュした。