フェルスタッペン、ルノー製PUのドライバビリティの悪さに不満爆発「クソみたいな予選だった」

レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、F1メキシコGP 2日目 2018年10月27日copyright Red Bull Content Pool

レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGP予選で史上最年少ポールポジションの可能性に恵まれたものの、ルノー製F1パワーユニットのドライバビリティの悪さに阻まれ、1000分の26秒差でチームメイトのダニエル・リカルドに最速の座を譲る事となった。

セバスチャン・ベッテルは2008年のF1イタリアGP、当時所属していたスクーデリア・トロロッソで21歳72日という若さでF1史上最も若いポールシッターに輝いた。若きオランダ人ドライバーには、この記録を45日早めるチャンスがあった。

フェルスタッペンは3回全てのプラクティス走行でフェラーリとメルセデスを退け最速タイムを刻み、これ以上ない最高の立場で予選に臨んだが、歴史の1ページを書き換える事は出来なかった。

記録樹立のチャンスを棒に振ったフェルスタッペンは「予選全体がクソみたいだった」と語り、27日土曜のスターティンググリッド争いを振り返った。

「FP2の時から、コーナリングの際にスロットルオフするとリアがロックする問題が出てて、思うような形でエンブレが効かないんだ。Q3では限界までプッシュしなきゃならないのに、それが出来なかった」

「出来る限りの事をしようと頑張ったけど、問題の穴を埋めるには十分じゃなかった。でも、そんな状況でも2番手だった事は良かった。明日も同じ問題を抱えたまま決勝に挑むことにはなるけどね」

フェルスタッペンは放送禁止用語をつかってその不満を口にしたが、チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「マックスにはダニエルと同じクルマがあり平等のチャンスがあった」と述べ、同情するつもりはないと主張する。

「ダニエルは予選Q3でマックスよりも良い仕事をし、ポールに値する素晴らしい走りを見せた。彼の最後のラップはどうやって出したのか分からない程素晴らしかった。最後の最後でラップを完璧にまとめるなんて、信じられないパフォーマンスだ」

リカルドはチーム創設後通算60回目のポールポジションをレッドブルにもたらし、2013年のF1アメリカGP以来となるフロントロウ独占に貢献した。

F1メキシコGP特集

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