ブレンドン・ハートレー「Q3に進めるだけの速さがあったのは間違いない」

うなだれるブレンドン・ハートレー、F1メキシコGPトロロッソ・ホンダのガレージにて 2018年10月27日copyright Honda

Q3進出に大きな期待がかかったトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーであったが、エルマノス・ロドリゲスで行われたF1メキシコGP予選でQ2ラウンドに進出するも、最終アタックの際に第3セクターの入り口、スタジアムセクションに入る最初のコーナーのブレーキングでミスを犯し14番手に終わった。

マシンを降りたハートレーは「Q3に進めるだけの速さがあったのは間違いない。それだけに悔しい」と述べ肩を落としたものの、グリッド最後尾から9位入賞した前戦オースティンでのレースに触れて、14番グリッドからのポイント獲得に向けて強い意気込みを示した。

来季シートが危ぶまれているハートレーは、グランプリ初日FP1で9番手、FP2で6番手を刻み、予選Q1でも10番手タイムをマーク。週末全体に渡って上位10台に食い込めるだけのパフォーマンスを示していた。

Q3に進めるだけの速さがあったのは間違いない

ブレンドン・ハートレー予選: 14位, FP3: 16位

今日の僕らにはQ3に進めるだけの速さがあったのは間違いない。でも、残念なことに最後のラップでミスをしてしまった。週末を通してマシンにかなり手応えを感じていて、予選Q1では10番手につける事が出来た。そこまでは良かったんだ。Q2でも同じポジションを得るだけの速さがあったと思う。それだけに今日の結果は悔しい。

Q2では新品のハイパーソフトタイヤが1セットしかなく、おまけに最後のアタックではトラックエボリューションに対して空力のバランスを上手く合わせ込むことができなかったんだ。12コーナーに進入する際のブレーキングでロックアップしてしまい、トラックからコース外に飛び出てしまった。そこでタイムを失わなければ、Q3進出に足るだけの十分なタイムを出せていたはずだ。とは言え、予選ではいつだって限界まで攻めるものだ。

レースに関しては、タイヤが大きな鍵を握ることになるだろうね。オースティンでやったように最初の1周目を上手く切り抜ける必要がある。先週は20番グリッドからポイントを獲得した。明日はそれより上の14番グリッドだから、チャンスはある。週末を通して僕らは力強さを示してきたから、明日はより多くのポイントを持ち帰れることを祈ってる。


ポールポジションはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。1分14秒759のコースレコードを記録し、モナコGP以来のトップグリッドを獲得した。2番手はチームメイトのマックス・フェルスタッペン。3番手は選手権に王手をかけるメルセデスAMGのルイス・ハミルトンという結果となった。

2018年F1第19戦メキシコグランプリ決勝レースは、日本時間10月29日(月)午前4時10分から行われ、反時計回り、1周4304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを71周する事で勝敗を決する。

F1メキシコGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了