Q1最速に僅差で迫ったアロンソ「今日の車は最強マシン!マクラーレンの努力の賜物」F1メキシコGP《予選》
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F1メキシコGP公式予選で15番手に終わったフェルナンド・アロンソは、今週末のマシンパフォーマンスに至極満足しており今日のマシンは最強だったと上機嫌にコメント、マクラーレンの努力の賜物だと主張した。表面的な結果こそ下から5番目と冴えないが、予選Q1ではトップタイムを記録したルイス・ハミルトンから0.192秒差の5番手タイムを記録し周囲を驚かせた。
ホンダ製パワーユニットの故障が原因でアロンソはコンポーネントの一部交換を強いられ、決勝では20グリッド降格が科せられる。例えポールを取ったとしても最後尾スタートであったため、タイヤ温存のためにQ2は走行を見送った。マシンセットアップも長距離を走る決勝向けのものとなっている。
マクラーレン率いるエリック・ブーリエは、Q1でのアロンソの走りを「モンスターラップ」と形容し褒め称えた。エンジンに厳しい標高2300mの高地故に厳しい戦いが予想されていたが、ホンダF1の総責任者を務める長谷川祐介によれば、当初の想定以上にエンジンパワーのロスを抑えられているという。
予選を終えてフェルナンド・アロンソがコメントを発表した。
マクラーレンが最高の仕事をしている証
フェルナンド・アロンソ予選: 14位, FP3: 16位
これまでのところ、マシンのパフォーマンスには大満足なんだ。コーナーでのグリップ力は高いし気持ちよく高速セクションを走れてるし、昨日も今日もすごくいい感じなんだ。
予選Q1では僕らマクラーレン・ホンダがこのサーキットでどの位速いかを示せたんじゃないかな。最速タイムからたったの0.2秒差だったという事実は、マクラーレンが最高の仕事をしてる証だよ。今日は最高のマシンに乗ってるんだって感じられてすごく楽しかったよ!
今日の優先課題はQ2でタイヤをセーブすることだったんだ。ライバルにストレート速度で負けてるから、明日オーバーテイクするのは難しいだろうね。ペナルティは本当に痛いよ。だって、一番後ろからのスタートになるからレースでは終始トラフィックの中を走らなきゃならないからね。でも積極的に攻めるつもりだし、もし前の連中に何かあればそのチャンスを活かすよ。
2017年第18戦F1メキシコGP決勝レースは、日本時間10月30日(月)午前4時からエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われる。全長4,304mのコースを71周することで勝敗を決する。昨年の上位陣のタイヤ戦略は1ストップが主流、今年のピレリタイヤはライフが向上しており、多くのチームが1回のピットストップで挑むものと考えられる。