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メルセデスのトト・ウォルフ代表はオランダGPの決勝を経て、ジュニアドライバーのアンドレア・キミ・アントネッリが次戦イタリアGPでF1週末デビューを果たすことを明らかにした。
アントネッリは母国観衆が見守る中、金曜の1回目のフリー走行でW15をドライブする。F1競技規定はグランプリ参戦2戦以下のドライバーを年に最低2回のプラクティスで起用することをチームに義務付けている。
ウォルフは「本当に感動的な瞬間になると思う。11歳のカートドライバーだった頃から我々は彼を見守ってきた。モンツァで、そしてティフォシの前で、競争力のあるクルマに乗るイタリアの若者を見ることができるのは、イタリアのすべての人々が誇りに思えることだろう」と語った。
ウォルフが2025年に向けたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の獲得を断念したことを認めたことで、ちょうどこの日、スーパーライセンスの取得要件である18歳の誕生日を迎えたアントネッリは、フェラーリへと移籍するルイス・ハミルトンの後任として2025年のF1デビューが予想されている。
アントネッリは過去2年間でイタリアF4、ADAC F4、フォーミュラ・リージョナル中東、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパで連続してタイトルを獲得。今季はFIA-F2選手権に参戦し、シルバーストンとハンガロリンクでのスプリントおよびフィーチャーレースで勝利を挙げている。