マクラーレン、ダニエル・リカルドとの契約を正式発表…サインツは離脱
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F1世界選手権に参戦するマクラーレン・レーシングは2020年5月14日(木)、2021年以降のF1世界選手権におけるダニエル・リカルドとの契約を正式発表した。詳細な数字は明かされなかったが契約は複数年。
ヒスパニア・レーシングでF1デビューを飾ったオーストラリア・パース出身の30歳は、僅か2年でルノーを去り、2021年に3年シーズン目を迎えるランド・ノリスのチームメイトとして、英国ウォーキングのチームでステアリングを握る事になる。
マックス・フェルスタッペンを主体とするチーム作りに傾倒し始めた事を受け、リカルドは2018年末を以て10年間に及ぶレッドブル・ファミリーとの活動に終止符を打ちルノーに新天地を求めたが、最高位はイタリアGPの4位と奮わず、車両規定違反のために日本GPでは失格処分を受けるなど、その初年度は順風満帆とはならなかった。
マクラーレンは木曜、昨シーズンよりチームに加わったカルロス・サインツとの契約を今シーズン末を以て解消する事を明かし、その後任としてリカルドと契約を結んだ事を発表した。
ザク・ブラウンCEOは契約発表に寄せて「ダニエルとの契約は、我々の長期的な計画の更なるステップだ。ランドと並んでチームにエキサイティングな新しい次元をもたらしてくれるだろう。これはチームにとっても、パートナーにとっても、そしてもちろんファンにとっても良いニュースだ。マクラーレンのためにパフォーマンス回復計画を支援してくれたカルロスにも敬意を表したい。彼は真のチームプレーヤーだ。彼の将来の成功を願っている」との談話を発表した。
また、F1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは「優勝経験を持つダニエルの経験、コミットメント、エネルギーはマクラーレンにとって貴重な存在となるだろうし、我々が追い求めるトップ争いへのカムバックを後押ししてくれるだろう」と述べた。
セバスチャン・ベッテルの今季限りでのスクーデリア・フェラーリ離脱をきっかけとして発生したドミノ倒しは、マクラーレンとルノーのラインナップを大きく揺るがした。マクラーレンの発表から30分後、フェラーリはサインツの起用を正式発表した。