レッドブル首脳、相次ぐミスによって”自信喪失”した角田裕毅にイタリア転勤命令
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レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを努めるDr.ヘルムート・マルコはアルファタウリ・ホンダの角田裕毅に対して、チームの本拠地であるイタリアへの”転勤命令”を出したようだ。
角田裕毅はレッドブル・ホンダのファクトリーがある英国ミルトンキーンズ近郊に住まいを構えているが、開幕バーレーンGP以降はミスが目立ち、首脳陣を満足させるような結果を残せていない。
第2戦エミリア・ロマーニャGPでは予選で”酷い”ミスを犯してクラッシュを喫し、決勝でもスピン。第4戦スペインGPでは不振を巡る一連の発言が物議を醸し、第5戦モナコGPのFP2では口酸っぱく注意されていたクラッシュを演じた。
例の発言を除けば、移籍組すら大苦戦する今シーズンにあってこうした結果はルーキー相応のパフォーマンスと言えなくもないが、首脳陣が角田裕毅に寄せている期待は非常に大きい。
ヘルムート・マルコはMotorsport-Totalとのインタビューの中で「我々はユーキをイタリアに移す事を決定した。そこで彼はフランツ・トストの個人的な監督の下、集中力を高め、プロのアスリートとしての生活や仕事のやり方を学ぶ事になる」と語った。
「フランツは、フィットネス、カート、ファクトリーでの技術的な作業など、彼の日常生活を監督する」
「(これまでのところ)彼の成長がポジティブなものになっていない事は確かだが、幾つかのミスによって彼が自信を失っている事もまた明らかだ。故に我々は彼をイギリスからイタリアへと移す決断に至った」
「これは彼をある種の安心感の中で生活させるためでもある」
「依然として彼にはポテンシャルがあるが、我々は今、それを正しい方向に導いていかなければならない」