リアム・ローソン「友達を作るためにF1にいるわけじゃない」ペレスとの物議の一件を経て
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メキシコGPでのセルジオ・ペレス(レッドブル)との接触について、リアム・ローソン(RBフォーミュラ1)は、接触を避ける余地があったと認めつつも、攻撃的なアプローチを変えるつもりはないと述べた。
2025年に向けたペレスの潜在的後任候補と目されるローソンは、メキシコシティでのレース中に、同国の英雄でありシニアチームに所属するペレスと接触。クルマにダメージを与え、後にペレスをオーバーテイクする際には中指を立てた。
キャリア7戦目を終えたばかりのローソンはサンパウロGPを前に、接触を避けられる余地があったと認めつつも、「適切」なドライビングであったことは「明らか」であるとして、今後もアグレッシブなレーススタイルを貫くと強調した。
また、「僕は、敵を作ったり、問題を起こそうとしているわけではないけど、同時に、友達を作るためにここにいるわけでもない。勝つためにここにいるし、そのことに集中して取り組んでいる」とも語った。
中指を立てたことについては、ペレスに謝罪したと説明し、「あんなことすべきじゃなかったし、もう2度としない」と誓った。
ローソンについてペレスはレース直後、ドライビングだけでなく「態度」をも批判し、新参者であるからこそ、他のドライバーに対して謙虚になり、敬意を払うべきだと指摘するとともに、考え方を改めない限り、早々にF1キャリアが潰える可能性があると警告した。
評判を落とすことでペレスが自身のシート獲得を妨害しようとしていると思うかと尋ねられるとローソンは「分からないけど、何か裏があるとは思わない」と答えた。
また、今週末のサンパウロGPについては、「スプリント形式だから、難しい週末になると想う。素早く学び、スプリントレースでできる限り多くの情報を集めることが目標だ。オースティンの時と似たアプローチで臨むつもりだ」と語った。
マルコはレース後、過剰なディフェンスでペレスのRB20にダメージを与えた一件や、ペレスに中指を立てた一件に触れつつも、復帰2戦目のメキシコでも「着実に成長」しており「感銘を受けた」とローソンを評価した。