胸ワクワクのリアム・ローソン、SFファンからの応援を期待…愛する鈴鹿の走行経験はF1日本GPでどの程度役に立つ?

キャップを被りマリーナベイ市街地コースのパドックを歩くリアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年9月16日(土) F1シンガポールGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅ほどではないかもしれないが、F1日本GPはTEAM MUGENからスーパーフォーミュラに参戦するリアム・ローソン(アルファタウリ)にとっても特別な位置づけの週末のようだ。

9位フィニッシュにより3戦目にしてキャリア初のポイントを獲得した前戦シンガポールとは異なり、日本GPの舞台、鈴鹿サーキットはフライアウェイ戦ながらもローソンにとって勝手知ったるコースだ。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

鈴鹿サーキットをを走行するリアム・ローソン(Team Mugen)、2023年4月23日(日) 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦

今年4月にスーパーフォーミュラで4位フィニッシュを果たした鈴鹿での週末を前にローソンは「過酷なシンガポールGPでF1での初めてのポイントを獲得できて本当に嬉しかった。今年はスーパーフォーミュラ選手権に参戦しているから、よく知っている鈴鹿での週末をすごく楽しみにしてるんだ」と語った。

「何度もテストで走ったしレースをした事もあるし、鈴鹿は大好きだよ。F1で使われているコースだから初めて走った時は本当に最高だった。本当に象徴的だし、コース全体が芝生で囲まれていて、ミスの許されない昔ながらのサーキットだね」

鈴鹿での走行経験はF1日本GPでどの程度の助けとなるのだろうか?

「スーパーフォーミュラのマシンはドライブするのが楽しいしF1に限りなく近いけど、そうは言っても同じ感覚とは言えずかなり独特だ」とローソンは語る。

「車重がかなり軽くてドライブするには超俊敏だし、ダウンフォースも高いし本当に楽しいクルマだけど、鈴鹿をF1マシンで走るのはそれとは全く違ったものになるだろうね」

ローソンがF1日本GPを楽しみにしているのは単に走行経験があるからだけではない。

「今年はF1リザーブドライバーとしての役割があるから通う形を取っているけど、かなりの時間を日本で過ごしてきた。食べ物は最高だし文化もクールだし、正直、本当に楽しんでいる」

「スーパーフォーミュラのファンはレースに対して本当に情熱的だし素晴らしい。モータースポーツは全般的に本当に高いレベルにある」

「チームメイトのユーキが日本人だから、日本GPでは間違いなく信じられないほどの声援を受ける事になると思うけど、僕も今年、日本でレースをしてるから、スーパーフォーミュラのファンに会えたらなと思って凄く楽しみにしているんだ」

「力強いパフォーマンスを発揮できると期待しているし、コースをある程度知っていることは助けになる。F1マシンで走るのはスーパーフォーミュラとはかなり違うだろうけど、鈴鹿に行くのが楽しみだ。F1マシンで走るなら、鈴鹿はベストサーキットのひとつだと思う」


豪雨により2時間以上に渡る赤旗中断を余儀なくされた昨年大会では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が後続に26.763秒の大差をつけてポール・トゥ・ウインを飾ると共に、2年連続のドライバーズタイトル獲得を決めた。

2023年のF1日本GPは日本時間9月22日(金)11時30分からのフリー走行1で幕を開ける。予選と決勝を含めた全セッションはDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

F1日本GP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了