ピエール・ガスリー「日本のファンは最高だし、鈴鹿のセクター1は世界一」

2019年仕様のトロロッソ・ホンダのレーシングスーツを着て笑顔を見せるピエール・ガスリー、ベルギーGP初日フリー走行にてcopyright Red Bull Content Pool

トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2019年FIA F1世界選手権第17戦日本GPに先立って抱負を語った。ガスリーは昨年の日本グランプリで予選7番手を獲得するも、決勝では入賞まであと一歩の11位フィニッシュに留まった。

1回目のフリー走行では、スーパーフォーミュラ時代のチームメイトである山本尚貴がステアリングを握るため、ガスリーが週末最初にクルマを走らせるのは、初日金曜午後に行われるFP2となる。

鈴鹿のセクター1は世界一、日本のファンは最高

ピエール・ガスリー

残念ながら、ロシアグランプリの週末は僕にとって最高の週末とはならなかった。VSCによって戦略が台無しになるまではポイントを獲れると思ってたんだけどね。そうは言っても、正しい方向に向かって進めていると思ってるし、次の鈴鹿でのレースが楽しみでならない。

鈴鹿はシーズンの中で最高のトラックだし、ドライビングという点で最もエキサイティングなサーキットだ。その中でも鈴鹿のセクター1は、僕らが訪れるサーキットの中で最高のセクションだと僕は考えている。なぜなら、F1マシンが持つスピードと空気力学的なダウンフォースがどういうものなのかを実感できるからさ。

それに、ここには伝統的なグラベルトラップがあるから、ほんの僅かなミスによってレースが終わってしかねないシビアさを兼ね備えている。

間違いなく僕のお気に入りのコースだし、多くの思い出が詰まっている。日本のスーパーフォーミュラでレースをしていたからというのもあるけど、鈴鹿に来ると毎回必ずジュール(ビアンキ)の事を思い出してしまうんだ。そういう意味で、鈴鹿での日本グランプリは毎年、強く感傷的になってしまう。

僕が日本GPを最高のグランプリだと考えているのには、ファンの皆の存在もあるんだ。ものすごい数のファンが僕らを応援してくれているから、本当に心が温まるし嬉しい気持ちになる。ホンダのドライバーとして鈴鹿でレースをするという事は、本当に特別な事なんだ。日本人のファンがみんな応援してくれるからね。本当に印象的だから、早く鈴鹿に行きたくて仕方ないよ。

昨年は幾つかホンダのファクトリーを見学したんだけど、今回も週末を前に何箇所か立ち寄ったよ。今年はトロロッソとレッドブルの2チームがホンダ製パワーユニットを使っているから、昨年以上に多くの人達が見に来てくれるんじゃないかな。すごく特別な週末になるはずさ。


日本GPの戦いの舞台となるのは、ホンダのお膝元、三重県鈴鹿サーキット。1周5807mのコースは世界屈指の高速セクション「S字」を擁し、多くのドライバー達が難コースとして名を挙げる。

台風一過の好天に恵まれた昨年のグランプリでは、ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを果たし、2位にバルテリ・ボッタス、3位にマックス・フェルスタッペンという結果だった。

2019年のF1日本GPは、10月11日(金)10時からのフリー走行1で幕を開ける。

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