遂に開幕!アロンソが雨の鈴鹿で最速発進!角田裕毅も母国コースイン、シューマッハ事故 / F1日本GP《FP1》結果とダイジェスト

フルウェット・タイヤを履いて初の母国セッションに向かう角田裕毅(アルファタウリ)、2022年10月7日F1日本GP 鈴鹿サーキットにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

3年ぶりのF1エキゾーストが鈴鹿サーキットに鳴り響いた。シーズン18戦目となる2022年F1世界選手権日本GPが10月7日に鈴鹿サーキットで開幕を迎え、日本時間12時から金曜1回目のフリー走行が行われた。

グランプリ一発目のセッションを制したのはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)。雨が降る中、1分42秒248のトップタイムを記録した。2番手にはカルロス・サインツ、3番手にはシャルル・ルクレールと、フェラーリの2台が続く結果となった。

新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催を迎えたF1日本GP。イベント初日の鈴鹿は朝から雨に見舞われた。セッション開始が近づくに連れて雨は少し弱まったが、それでもコースの至る箇所に水が溜まっていた。

コンディションは気温15.8℃、路面温度20.3℃のウエット。正午ジャストのセッション開始から5分、最初にピットからコースへと向かったのは人知れず日本滞在を堪能していていたケビン・マグヌッセン(ハース)だった。

これに続いたのは母国凱旋の角田裕毅(アルファタウリ)だった。「第1セクターの後に2、3本、川がある」と報告して一旦、ピットに戻った後、ルクレールと並んで全車最多となる16周を走行。16番手をマークした僚友ピエール・ガスリーから1.3秒ダウンの19番手でセッションを終えた。

鈴鹿での戴冠の可能性があるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はガレージの中で大半の時間を過ごした。

コースに出たのは30分過ぎ。インターミディエイトを履いて挨拶代わりにいきなりトップタイムを刻むと、4周を経てそのままクルマを降り、最終6番手でセッションを終えた。チームメイトのセルジオ・ペレスも4周しか走らず、10番手でヘルメットを脱いだ。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

インターミディエイトタイヤを履いてピットからコースへと向かうマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2022年10月7日F1日本GP FP1

メルセデス勢も周回数を抑えた。ジョージ・ラッセルは無線を通してチームに「タイヤが路面に食いつかず、すごく変な感じで滑りまくってる」と報告。18番手でセッションを終えた。ルイス・ハミルトンは6周を走って13番手でクルマを降りた。

今週末は更なる雨の可能性がある。ウェットタイヤとインターミディエイトタイヤの割り当ては限られているため、不用意に使う事はできない。

サインツは「エンジンから異音がする」としてチームにターボチャージャーの確認を要求。ランド・ノリス(マクラーレン)はダッシュにパワーユニットに関する警告が出ているとの報告を飛ばす場面があったが、いずれも深刻なトラブルではなかったようだ。

終盤に向けて雨脚が強まり、サインツはスプーンで、ルクレールはデグナー1でグラベルに足を取られた。両者は無事に切り抜けたものの、チェッカーフラッグ後にミック・シューマッハ(ハース)がダンロップを抜けた先でクラッシュ。フロントサスペンションを破損するなど、クルマに大きなダメージを負った。

F1第18戦日本グランプリ2回目のフリー走行は7日(金)15時から1時間半の日程で開催される。通常、フリー走行は60分間だが、2023年スペックのコンパウンドテストのために90分間に変更された。ただ、ウェットコンディションの場合はメキシコGPに延期される。

2022年F1第18戦日本GPフリー走行1(FP1)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 1:42.248 7
2 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:42.563 +0.315 15
3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:42.634 +0.386 16
4 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:43.022 +0.774 5
5 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:43.258 +1.010 15
6 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・RBPT 1:43.362 +1.114 4
7 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:43.761 +1.513 13
8 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:43.889 +1.641 7
9 77 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 1:43.969 +1.721 13
10 11 セルジオ・ペレス レッドブル・RBPT 1:44.234 +1.986 4
11 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 1:44.429 +2.181 15
12 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:44.486 +2.238 8
13 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:44.558 +2.310 6
14 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:44.570 +2.322 10
15 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:44.791 +2.543 9
16 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・RBPT 1:44.878 +2.630 12
17 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:45.424 +3.176 11
18 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:46.103 +3.855 4
19 22 角田裕毅 アルファタウリ・RBPT 1:46.192 +3.944 16
20 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:48.090 +5.842 8

コンディション

天気
気温15.8℃
路面温度20.3℃

セッション概要

グランプリ名 F1日本GP
セッション種別 フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称 鈴鹿サーキット
設立 1962年
全長 5807m
コーナー数 18
周回方向 時計回り

F1日本GP特集

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