ストロール「クルマにも僕自身にもペースがなかった」5番手アロンソとは対照的に鈴鹿3年連続Q1敗退

予選Q1敗退を経てインタビューに応じるランス・ストロール(アストンマーチン)、2024年4月6日F1日本GPCourtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

僚友フェルナンド・アロンソが、チーム代表のマイク・クラックを「満足」させる予選5番手を刻んだ一方、同じアストンマーチンAMR24をドライブするランス・ストロールは16番手でQ1敗退を喫した。

Q2までは100分の6秒差と僅かであったが、それでもアロンソとは0.77秒もの差がついた。

アストンは2024年のF1日本GPで、他のどのチームよりも大掛かりな空力アップグレードを投入した。フェンス、フロアエッジ、フロアボディの形状は根本的に変更され、その効果を最大化すべくディフューザーにも手が加えられた。

初日はストロールのみが新スペックを使用した。チームは2日目に向けて例外条項を使ってカーフュー(深夜作業禁止令)を破り、アロンソにも同じパーツを取り付けた。故に、セットアップに関しては不明だが、クルマに違いはなかった。

鈴鹿3年連続のQ1敗退を喫した予選を経てストロールは「全て良い感じだったんだけど、今日は兎に角、あまりに遅かった。クルマにも僕自身にもペースがなかった」と振り返った。

「クルマは速そうに見えるんだけどね。実際、フェルナンドは速かった。だから分からないんだ。これ以上は答えようがない」

「データを見直してみないと。タイヤを含めて、あらゆるものが適切なウインドウに入って機能していたのかどうかを確認しなきゃならない」

「つまり今日はそういう日だったんだ。今のところ答えはないし、兎に角、洗いざらい見てみないと」

オーバーテイクが難しい鈴鹿での挽回は楽ではないが、クラックは「鈴鹿は速いクルマが報われるコースだ。2台揃ってポイント圏内でフィニッシュしたい」と語った。


2024年F1日本GP予選ではマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。2番手にセルジオ・ペレスが続いた事で、レッドブル・レーシングがフロントロウを独占する結果となった。

決勝レースは日本時間4月7日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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