ジャック・ドゥーハン、「アイドル」であるライコネンのカーナンバーを受け継ぎF1参戦へ
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ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)は2025年のF1デビューに向けて、固定カーナンバーとして「7」を選んだことを明らかにした。この番号は、ドゥーハンが「アイドル」と称する2007年のF1ワールドチャンピオン、キミ・ライコネンが使用していた番号だ。
ドゥーハンは当初、カーナンバー「12」を希望していたが、同じく2025年にメルセデスから初のフル参戦を果たすアンドレア・キミ・アントネッリがこの番号を取得したため、新たな番号を選ぶ必要に迫られた。
「以前使っていた、そして自分にとって意味のある番号を選びたかった」とドゥーハンは語った。
ドゥーハンは2019年に、キミ・ライコネンとそのマネージャーであるスティーブ・ロバートソンが設立したF3チーム「ダブルR」からユーロフォーミュラ・オープンに参戦していた際、「7」を使用していた。
「僕にとってのアイドルであり、特別な存在、特別なドライバーであるキミ・ライコネンもこの番号を使っていた。これを受け継ぎ、自分のものとして新たに作り上げるのを楽しみにしている。ナンバー7が幸運をもたらしてくれるといいね」とドゥーハンは付け加えた。
カーナンバー「7」のF1史
F1は2024年に固定カーナンバー制を導入。以降、F1ドライバーはキャリアを通じて同一のカーナンバーを使用することが義務付けられている。
ライコネンは当初、「6」を希望していたが、ケケ・ロズベルグがタイトルを獲得した際に使用していた番号であり、彼の息子であるニコ・ロズベルグが希望していると知って、2013年に使っていた「7」をそのまま使うことに決めた。
2013年を含めてライコネンは、「7」をつけて計176戦に出場し、2021年シーズン末に引退した。
規定により、2年連続でF1に参加しなかった場合、そのカーナンバーは開放される。ライコネンの「7」は2024年シーズンに再び利用可能となり、ドゥーハンがその番号を引き継ぐ形となった。