ウィリアムズF1、ジャック・エイトケンを起用…ラッセル放出を容認「メルセデスとの関係は何も秘密ではない」
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ウィリアムズ・レーシングは第16戦F1サクヒールGPで、ニコラス・ラティフィのチームメイトとして、公式リザーブドライバーを務めるジャック・エイトケンを起用する。
レギュラードライバーのジョージ・ラッセルは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染してレースを欠場するルイス・ハミルトンに代わりメルセデスW11をドライブする。
イギリスと韓国をルーツに持つ25歳の英国人ドライバーにとっては待望のF1デビューとなる。今季FIA-F2選手権に参戦するエイトケンは2回の表彰台と8回のポイントフィニッシュを獲得。F1第2戦シュタイヤーマルクGPのFP1ではFW43を走らせた。
チーム代表代行を務めるサイモン・ロバーツは、メルセデスからの要請に応じてラッセルを放出した事について次のように語った。
「彼らとの長期的なパートナーシップ、並びにジョージがメルセデス所属のドライバーである事は秘密でもなんでもない。我々は彼がこの素晴らしい機会を得られるよう、メルセデスとの間で確実に合意できるよう懸命に努力してきた」
「ジョージがウィリアムズのドライバーである事に変わりはなく、この経験を経て新鮮な気持ちでチームに戻ってきてくれる事を楽しみにしているし、今週末の成功を祈っている」
「また、ジャック・エイトケンという才能ある若者にF1デビューのチャンスを与える事ができ嬉しく思っている」
「ジャックは今シーズンの初めにウィリアムズに加わったため、COVID-19に関わる制限のために思うように交流することができなかったにもかかわらず、彼はすぐにチームの人気者になった。プラクティスを経て予選や決勝で何ができるのかを見ていきたい」