角田裕毅、来季続投決定で”後押し”「今の調子で続けていけば安定的に結果を残せるはず」

F1オランダGPの決勝レースに向けてグリッドで準備を進めるアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年9月5日ザントフォールト・サーキットにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

2022年のチーム残留発表を経て、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が2021年FIA-F1世界選手権第14戦イタリアGPに先立って抱負を語った。

ザントフォールト・サーキットでの前戦オランダGPではQ3進出のポテンシャルを感じながらも赤旗に翻弄されQ2敗退を喫し、更に決勝ではドライブトレインに技術的な問題が発生した事でリタイヤを強いられる消化不良の週末を過ごした。

リザルトには表れなかったものの、角田裕毅は週末を通して少しずつ歩みを進めていくアプローチに手応えを得ており、来季続投を経て目の前のレースに集中できる環境が整った事で、今の調子で続けていけば安定的に結果を残せると自信を深めているようだ。

角田裕毅
今の調子で続けていけば安定的に結果を残せるはず

オランダGPでは不運にも予選が赤旗で台無しになってしまい、更にレースではリタイヤせざるを得ず残念な週末になってしまいましたが、幾つかポジティブな要素もありました。

コースを学ぶために適切な態度で臨み、徐々に自信をつけて少しずつハードにプッシュしていった結果、着実にクルマのペースを引き出せていったと思います。

パッケージの性能を最大限に引き出す事ができましたので、今はそれがモンツァでどのように機能するかを確認するのが凄く楽しみです。トラブルのない週末を過ごして良い結果を残せればと思っています。

昨日の(契約)発表を受けて、更に後押しされました。ここ数戦のように成長と学習を続けていけば、特に自分がよく知っているコースでは、より安定して結果を出していけると信じています。

今週末はチームのホームレースであり、重要な一戦となります、今年2回目のスプリント予選が行われるため困難な週末になる事が予想されます。

昨年のF1イタリアGP予選では、誰もがスリップストリームを得ようとして渋滞が発生する状況でしたので、今年もトリッキーな予選になるのではと予想しています。ベストな形で計測ラップを走れるように細心の注意を払いたいと考えています。

モンツァは僕が好きなコースです。昨年のF2の予選ではスプリントレースでエンジントラブルに見舞われてしまいましたが、その前の年のF3では優勝を飾る事ができました。ドライブしていて凄く楽しいですし、ジュニアカテゴリーのレースでは多くのオーバーテイクが見られるコースでもあります。

ソーシャルメディアでイタリアのファンからたくさんのメッセージを貰っていますし、大勢の観客に包まれた素晴らしい雰囲気の中で走れる事を楽しみにしています。


イタリアGPの戦いの舞台となるのは、ブルックランズ(イギリス)、インディアナポリス(アメリカ)と並び世界最古の歴史を持つサーキットの一つモンツァ。1周5,793mのコースはカレンダー最高のエンジン全開率を誇る超高速サーキットとして知られる。

昨年のグランプリでは予選10番グリッドのピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がキャリア初優勝を飾り、2位にカルロス・サインツ(マクラーレン)、3位にランス・ストロール(レーシングポイント)が続く結果となった

今季2度目のスプリント予選が行われるF1イタリアGPは、日本時間9月10日(金)21時半からのフリー走行1で幕を開ける。

F1イタリアGP特集

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