フェラーリ「残念ながら驚きはない」聖地モンツァで36年ぶりのTOP10圏外…Q1敗退のベッテルは不機嫌

モンツァ・サーキットのピットロードを走行するスクーデリア・フェラーリSF1000、2020年F1イタリアGP予選にてcopyright Ferrari S.p.A.

聖地モンツァでの予選に挑んだスクーデリア・フェラーリは、セバスチャン・ベッテルが17番手でQ1敗退を喫し、シャルル・ルクレールも13番手でQ2敗退と、前戦ベルギーGPに続いて2台共がQ3進出を逃す散々な結果に終わった。

ティフォシが現地にいないとは言え、モンツァがフェラーリにとって他には代えがたい特別な場所である事に変わりはない。跳馬はイタリアGPで最も多くの勝利を収めたコンストラクターであり、同10勝で2位のマクラーレンの2倍近い19勝を誇っている。それだけに、この日の結果はスパ以上に屈辱的と言える。

SF1000はライバルと比較して頭一つ分以上もエンジンパワーが劣るだけでなくドラッギーであり、超高速のモンツァでの苦戦は想定された事態であったが、スクーデリアがモンツァで予選トップ10を逃したのは、ミケーレ・アルボレートが11番手、ルネ・アルヌーが14番手に終わった1984年以来、36年ぶりの事であった。

スポーティングディレクターを務めるローラン・メキーズは予選リザルトについて「非常にガッカリしている」とした一方で「残念な事に驚きはなかった」とも述べた。

ルクレールほどSF1000との相性が良くないとは言え、本来であればベッテルのQ1敗退という不名誉な事態は回避できたはずであったが、4度のF1ワールドチャンピオンはQ1最終盤の混沌としたトラフィックの影響をモロに受けてしまった。

ノックアウトゾーンに沈んだ状態で迎えたQ1での2セット目。ベッテルはアウトラップでキミ・ライコネン(アルファロメオ)とジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)にパスされタイトな集団内部に囚われてしまい、身動きできない状態でアタックラップへと入っていった。

「話すことはあまりない。めちゃくちゃだった。コース上にマシンが溢れていて、2回目のアタックに入った時には前方に大量のマシンがいた。あの時点でタイム更新は不可能だと悟った。あんな場所でコースに送り出されたんじゃ僕に出来ることは殆どない」とベッテルは語る。

「どうして他の連中がウォームアップラップでオーバーテイクし出したのか分からない。全員が自分のポジションを守り車間を空けてラップに向かえばちゃんとタイムを計測できたはずなのに」

13番手に終わったルクレールは、スパとモンツァは今年のフェラーリにとって「シーズン最悪のコース」であるとして、1週間後に控えるチーム所有のムジェロ・サーキットでの第9戦トスカーナGPへの期待を口にした。

「上手くラップをまとめる事ができても13番手に終わってしまうのは辛い。気分は良くないけど、今はこの状況を受け入れてマシンから最大限のパフォーマンスを引き出すために試行錯誤するしかない」

「願わくばムジェロではここよりも状況が少し改善する事を祈るよ。ここ2週間に渡って様々な事にトライしているけど解決策はまだ見つかっていないから、集中力とモチベーションを切らさずに仕事に取り組み続けなきゃならない。いつかきっとマシな日が来るさ」

2020年F1イタリア・グランプリの決勝レースは、日本時間9月6日(日)22時10分にスタート。1周5,793mのモンツァ・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。

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